3歳のお子さんが、積み木で遊んでいます。
高く積み上げようとするのですが、何度やっても途中で倒れてしまいます。
こんな時、もし、あなたが親御さんだったら、どうするでしょうか?
1番 「こうやれば、高く積みあがるよ」と、積み方を教えてあげる。
→子ども:高く積み上げることができた!
2番 「こうやれば、途中で倒れないよ」と、口でポイントを教える。
→子ども:途中で倒れずに積めた!
3番 なにもせず、子どもの様子を見守る。
→子ども:何度も同じことをくりかえしている。
4番 子どものことは見ないで、自分のすきなことをしている。
→子ども:何度も同じことをくりかえしている。
あなたは、何番でしょうか?
そして、親御さんとしては、どんな姿がいいのでしょうか?悪いのでしょうか?
一見、4番は、子どもを見ていないのでよくないように思えます。
ですが、
お子さんを伸ばすことを考えると……1番、2番のほうがよくないです!
親御さんが教えてしまうと、お子さんの考える力が伸びません。
何度も何度も同じことをくりかえしながら、お子さんは何かを学んでいるのです。
一見、大人からしたら無駄のようなことも、お子さんにとっては、実験なのです。
がらがら倒れるのが、楽しいのです。
「高く積み上げたい」と見えるかもしれませんが、それも大人の勝手な解釈かもしれません。
だから、高く積み上げ方の正解とか、ガラガラ倒れない上手なやり方の解答は、不要なのです。
積み木で実験しながら、体で感じているのです。
頭のなかは、フル回転しているのです。
なので、お子さんを自由にさせてあげるのがいいのです。
お子さんの楽しみを奪わないようにしたいものですね。