会社員時代に社内で有名な問題社員がいました。

 

中途入社した当初は幹部候補生のような扱いでしたが、いつの間にか様々な問題を起こすようになり弁護士がかかわるようなトラブルを起こすこともありました。

またセキュリティソフトのバージョンアップのような全員が行う難しくない作業でも、何度も何度も督促されて、対応していない最後のひとりになるのも定番でした。

私も彼を原因としたクレーム対応をすることもあり「本当に迷惑な人」としか思えなかったのですが、お金に関してがっつり学んだあと、彼への見方が変化しましたびっくり

 

彼は不動産物件を複数所有しており、物件のDIYに励んでいる話をしていました。

勤務時間中に競売物件サイトを見ていてガーン

先輩がめまいがするくらい怒って注意してもケロリとしていました。

 

直接聞いていないので私の想像ですが、もしかすると彼は、

首にされないで会社に所属さえしていればOK!

と悟っていて不動産経営が本業で、会社員は副業だったのかも。

会社に所属&安定した給与(=属性good!)をフル活用して

銀行から融資を受けて不動産物件を増やしている⁈

つまり資本主義社会でのルールを熟知していた⁈ 

と思うようになりました。

 

生まれ変わっても彼と同じことは、できそうにありませんが

会社に従順で激務するだけで属性の活かし方なんて考えてもみなかった私。

自分の属性の価値をしっかり理解し不動産についてノウハウを蓄積し、

会社員以外に自分のビジネスをつくっていた彼。

自分のものの見方が変わると、人の見え方も違ってくるのですね。

 

読んでくださってありがとうございました。

50歳直前で結婚(初婚)したときに「家事は全部苦手です」と正直に宣言しました。

結婚前は残業三昧で繁忙期は休日出勤は当たり前。

自宅近くにコンビニエンスストアがなかったら餓死しそうな状態でした。

仕事でいっぱいいっぱいなので、料理や掃除などの家事は

「やらなくてはならない苦行」でした。

 

ところが主人は「成人病のデパート&ぽっちゃり」の筋金入りの不健康ぶりでした。

注)私は後妻業ではありません

 

主人が腎臓結石の手術をうけたこともあり、腎臓を守るためにも減塩が必須となりました。

減塩料理の本もブックオフで買い参考にしましたが減塩料理のコツは

「見る」「計る」これに尽きます。

これまで何気なく買っていた食品の塩分表示を見て、あまりの塩分にびっくりガーン

することもしばしば。

100円ショップで軽量スプーンを購入し、調味料はすべて減塩仕様に変更しました。

主人が熱愛するカレーは塩分とカロリーを減らすために市販のルーを使用せず、

カレー粉等のスパイス&小麦粉で作ります。

 

鬼の減塩は減量にも効果があり、結婚前より主人の体重はマイナス18キロ(2桁体重になりました爆  笑

最新の血液検査では塩分摂取量は5g/日(日本人男性の摂取量は2019年調査で10.9gくらい)

鬼の減塩なので夏には、熱中症予防のためにもっと塩を摂取するよう指導されました。

今のところ定期的な検査の数値も安定しています。

家事苦手でも必要に迫られて減塩料理だけは、何とかできるようになりました。

 

今の最大の悩みは海外旅行から戻ると主人の体重が4キロくらい増加し

なかなか体重が戻らないことです・・・・。

 

読んでくださってありがとうございました。

会社が進む方向と自分が大切にしてきたものが、どんどん乖離するなかで悩んだ末に早期退職を選びました。

「定年まで働くべき」という「べき論」に縛られていたこともあり、退職のタイミングを「あと半年、あともう少し」と伸ばしていました。

 

私の早期退職については、こちら

👇

早期退職 もう私には地球上に仕事がない!と思った | 人生エージェントのブログ お金もキャリアも愛情も自分らしく満たされる

 

結局は年度末の繁忙期を乗越え次年度の受注を確定させて、後任には一般職の後輩が

課長代理のポジションにつくことを見届けて退職しました。

 

退職後は「結婚相談所で働きたい」一択でなんとか採用されましたが、正社員退職前から年収は80%ダウン。

 

ただ年収ダウンで得たものは、これからの夕暮れ時間を楽しんで生きていきたい私の支えとなっています。

 

セカンドキャリアとして結婚相談所で働いて気づいたこと

・フラットな関係のなかで、よろいを脱いで自分をさらせて本音で話せる友人ができた

・「地を這うように働いてきた」という同僚の話から、自分はわりと大きめの企業で働いてきて

 恵まれていたこと&いつのまにか大きな企業の感覚に染まっていたことを実感

・自分がやりたかった仕事(婚活業界)を50代で経験できたという満足感

・会社に縛られて、本当の自分を見失っていたことに気づいた&自分軸を取り戻せた

 

年収や管理職(一応?)であることに、しがみついていたら50代で未経験の婚活業界で採用されることはなかったと思います。

それまで手にしていたものを覚悟を決めて手放したから、新たに手にしたいものを得られました。

 

実際、結婚相談所に採用されたあと

「○○歳以上の人を採用しないことになったの。ラッキーだったね」と管理職の人に言われました。

そんな話をしていいのかい(笑)

 

 転職も人との出会いも「ご縁」

 自分の選択を良かったと思えるようにしていくのも「自分自身」

 

読んでくださってありがとうございました。

わが家ではお金を増やしたいなら

「店舗のある銀行と証券会社には近づかない」

「投資は長期・分散・低コスト」をスローガンにしています。

金融機関の店舗を避ける理由は信託報酬が高い商品が多く、売る側が儲かる商品の営業をうけることがあるからです。

店舗を構え人を配置してサービスを提供してくれるのでコストがかかることは当然なのですが、わが家ではネット銀行とネット証券で不便はありません。

 

資産運用に興味や知識のない友達が、地方銀行の窓口でNISAの手続きをしたと聞いてびっくりびっくり

「やばいんじゃない、ぼられてるよねきっと」ガーン

ファイナンシャルプランナーの友達としては、ほっておけないよ!

「投資信託の手数料いくらだった?1%以下だよね?」と聞くと

「よくわからないから、今度資料をもっていくね」ということになりました。

友人曰く「若い新人らしいお姉さんがすすめてくれて、わたしもこれで増えたんですよ~と言っていた」とのこと。

その地方銀行の積立NISA商品を確認したところ、窓口で買える投資信託では最優良でした。

やたら複雑で手数料の高い商品をすすめるのではなく、顧客の資産形成に協力している新人さん、やるね!いい仕事してる!

 

店舗のある銀行でも、そこで働くひとりひとりによって営業のスタンスは違いますね。

友達はラッキーでしたが、マネーリテラシーは自分を守る武器として装備必須ですね。

 

読んでくださってありがとうございました。

7年くらい毎月通っている美容院では店長の奥様とお話をしています。

私はどちらかというと聞き役で、悲しかったことやモヤモヤした気持ちなども聞かせてもらうこともあります。

そんなある日「歩くパワースポットですよね!」「いつも話していると元気でるんですけど、ネガティブになることってないんですか?」と言われました。

 

そこで改めて、能天気な私には「ポジティブ変換装置」が備わっていることに気がつきました。

例えば朝急いでいる時に、コップが割れたら「ケガしなくてよかった~これは厄落とし。今日は後はいいことあるわ」

目覚ましの音で起こされながら「あ、今日も生きてるわ。ラッキー」と思ったり。

シャワーのお湯を使うときには「あったかーい!ありがたいわ。しあわせ~昔だったらお殿様でもこんなのないわ」としばしば幸せに浸ったりします。

 

このポジティブ変換装置はいつ装着されたのか考えてみました。

かつて会社の仲間4人が事故や病気で亡くなり悲しくショックを受けました。

人生は予期せず終わることを実感しました。

そこで、生きていられるだけでラッキーだと心から思いました。生きていれば不条理なことや嫌なことに何度もあいます。そんなとき自分の気持ちを整理する過程でポジティブ思考を身に着けていったように思います。

 

自分がごきげんに生きるためにもポジティブ変換装置を加齢とともにますます愛用していきます!

 

読んでくださってありがとうございました。

人生の残り時間を楽しむために、ずっと心に引っかかっていた親の不動産ならぬ負動産2件を処分しました。

家にまつわる家族の嫌な思い出もあったりして、向き合うことを先延ばししていたのです。

ひとりっ子なので相続放棄もよぎりましたが「万一、私が主人より先に死んでしまったら・・もれなく配偶者が相続ガーン」「放置しても空き家はリスクあるし逃げられない。迷惑をかけるだけ」と考え腹を括って正面から向き合おうと決めてから、様々なご縁のおかげで解決することができました。

 

◆不動産その1(不動産は2件とも遠方の人口激減の僻地にあった)

亡き父の手作りの庭がある田舎の平屋。空き家バンクの活用や寄付など、様々な方法を考えましたが解決せず。

不動産会社5、6件に問い合わせるもニーズがないと相手にされず。さらに地元の不動産会社を調べて「近くに行かれた際に物件を見るだけでもいいので何とかお願いします!!」と断られそうな雰囲気を感じつつ押し返しました。

しかし、これをきっかけに不思議なくらい売却に向けて動き出したのです。

国庫帰属で更地にする覚悟も決めていたので売却が決まり、父の庭が残せてよかったと思いました。

 

➡不動産会社の営業さんが空き家を見にいかれた時、偶然にも親戚が庭の手入れをしていて家の中を見てもらえた

➡HPに掲載した日に内覧の予約が2件入る

➡内覧した1組の方から当日中に購入希望の申し出をいただけた

➡値下げ依頼があるも家を気に入ってくれたと思って値下を受入れ

➡売却完了(売却益は赤字。固定資産税評価額の土地代にも足りませんでした)

 

◆不動産その2

亡くなった父名義の建物があり登記簿を調べたところ、全く知らない方が所有する借地に建っていたことが判明しました。

解体や売却するには土地の所有者への連絡が必要ということで、解決までに2年近くかかりました。

 

➡建物の権利書は紛失、抵当権も抹消されておらず関連書類も見つからない(高齢の母に確認しても埒があかず・・・)

➡土地の所有者へ連絡を取り、現地調査

➡お金を払えば不動産会社に建物を引き取ってもらえることになる

➡建物の解体費用を調べ、不動産会社への支払い金額の方が安かったため合意

➡売却完了(不動産会社へ料金を支払うので大赤字)

なお土地の所有者も、お子さんに引き継がせないため同様に売却されたそうです。

 

友人が紹介してくれた司法書士と不動産会社の力を借りて解決できたのですが、この経験を通じて友人のありがたさと、腹を括って取り組めば道は開けることを実感しました。また、この負動産処理は自分の人生を心地よく生きるための終活でもあったと思いました。

 

長文にもかかわらず読んでくださってありがとうございました。

 

サン=テグジュペリの「星の王子様」が好きな主人の希望で、モロッコに行ってきました。

 

遠い国を周遊する場合は団体ツアーに参加していますが、ご一緒するのは65歳以上で70~80代前半の方々がメインです。

経験・背景の異なる初対面のメンバーが10日~20日くらいグループとして旅をするのですが、私にとっては人間観察の場として興味深く、将来こんな風に年を重ねたいと思う素敵な方との出会いが多いです。

 

旅行中いっしょに食事を取る中で徐々に自己開示をしていくのですが、マウントレーニア(家庭内用語で真っ先に、ご自慢を始める人)もいますが、縁あって旅するメンバーと穏便に過ごしていこうというスタンスが一般的です。旅の後半になると打ちとけてきて個別でお話しするようになりますが、そのなかで私がすごいなあと思った方々をご紹介しますね。

 

・かつて私の周囲の独身バリキャリは圧強め(自分もそうだった)の人が多かったのですが、女性が定年まで勤めることが珍しかった時代に定年退職され住宅も購入し、今は旅行や趣味を楽しまれている柔らかく明るい雰囲気に思わず引き込まれる女性。

 

・他の方が店員さんが来なくて困っている時に、本当にさりげなく小声の英語でサポートされた海外駐在経験豊富な男性。

40数年前の若いころはお給料が安くて、給与明細を見た妻に「これは半月分ですか?」と言われたと座を和ませてくださいました。

 

・職業が医師であることをオープンにしている方がいたのですが、同じく医師であっても「こういったところでは医師であることは言わないことにしているの」と、お茶目な笑顔でこっそり話をしてくれた方。感謝としてのチップの渡し方も学ばせてもらいました。

 

・会社員だったご主人の会社の合併、早期退職、転職でかなり大変だった時期を乗越え、ご自分も闘病をしながら二人のお子さんの医学部受験を支援された主婦の方。

 

どなたも大変だったとはおっしゃらないのですが、まさに人に歴史あり・・・。

 

まれにキレキレじいさん(家庭内用語で急に怒り出す高齢男性)がいて「言い方ってあるよね~。自分も気をつけよう」と思ったのですが「もしや説明されたことが聞こえにくくて、状況把握が難しいのかな」と気づいてできる範囲でフォローをこころがけました。


たくさんのover65の素敵な方々から刺激を頂いたので私も、将来年下の人たちに年を取ることも悪くないかもと感じてもらえるように行動していきたいです。

 

読んでくださってありがとうございました。

サハラ砂漠のメルズーガ砂丘

 

ブームがすっかり過ぎてから「夢をかなえるゾウ」シリーズを読みました。

中田敦彦さんがYouTubeで「夢をかなえるゾウ」を解説していて「人生とは人喜ばせ合戦!」と言っていたのですが、その表現がものすごく腹落ちしました。

 

そういえば、日常生活で素敵だなと思ったことを伝えられていないことに気づきました。心のなかで「すごい対応!素敵~」と思っても、なんだか恥ずかしくて言えなかったのです。

喜ばせるためというより、もっと率直に具体的に自分の感謝や感動を伝えたいと思い行動することにしました。

 

最初の機会は、高齢の母の歯科通院に付き添った時でした。受付の方が母に丁寧に優しい声でゆっくりと説明をしてくださって、表情も温かみがあって「なんて素敵な対応!ありがたいなあ」と感じたので今だ!と少し勇気をだして「丁寧な対応をして頂いていてありがとうございます。お声も表情も、やさしくて感動しました」と帰り際に伝えたところ、返ってきた笑顔がまたしても素敵でした。

 

それからは、近所のお菓子屋さんでは「この間はじめて食べた塩バター大福おいしくて夢中になりました」「クリスマスケーキとてもおいしかったです」と会計の際に感想を伝えています。

また老人ホームで介護職の方がご機嫌斜めの入居者さんと見事にコミュニケーションを取られたので「先ほど手を挙げて名前を呼び掛けながらコミュニケーションを取られて、安心させてすごいと思いました」と具体的に伝えるようにしています。

 

これを始めてから、私自身も人から喜ばせてもらっていることに気づくようになりました。

 

もちろん、いちばん身近な主人にも忘れないように、感謝と感動を素直に伝えます爆  笑

 

読んでくださってありがとうございました。

足腰が元気なうちに海外旅行に行きたい夫に、飛行機が苦手で心配性な私はビビりながら同行しています。人材ビジネス経験から、海外でも働いている人の醸し出す雰囲気をウオッチしてしまいます。

 

南アフリカと南米でLCCを利用したのですが、CAさんの働きぶりがすごかった。

確かに小型機でしたがCAさんは1名!

搭乗時はテキパキと「荷物を足元にちゃんと納めてね~」「ベルト絞めてね~」と確認し(おそらくそんなことを言っていると思う。私の英語レベル低なので)その後はドリンクとランチを配り、お菓子を配り、さらに追加のドリンクやお菓子を配ってくれ、おまけにアナウンスもお見送りもワンオペで担当。

ボリュームあるボディで狭い機内を動き回り、なにより表情や雰囲気が明るく楽しそう!見ていて気持ちの良い働きぶりでした。


ケム エアのお菓子

また、オーストラリアのウルルで高所恐怖症なのにヘリコプター遊覧にチャレンジした時、ヘリコプターの操縦&遊覧飛行の全てのオペレーションを計2名の女性で行っていて、その生産性の高さに感銘をうけました。

もちろん非常時対応や整備は別の担当がいると思いますが、遊覧飛行しているあいだに次の乗客の送迎にも行っていました。こちらも連携がスムーズでお見事でした。

 

ベネチアのホテルに到着し遅めの夕食をホテルのレストランで取った時、ほぼワンオペで大活躍のウエイターさんがいました。

つねにフロアへ目配りしていて、オーダー、配膳、食材や食器の補充など、ひとりで何役やっているの!という働きぶり。

会計のとき合わせてチップを渡したら、チップは不要だと受け取ってくれませんでした。

 

言葉はわからなくても、見事な働きぶりには心が動かされます。

自分は退職前は結構、眉間にしわ寄せて仕事していたかも・・と思い起こしました。

 

読んでくださってありがとうございました。

50代の友人(パートナーあり)が

「老後のお金とか不安~」

「病気になったら子供に迷惑かけたくないし、健康も不安~」

と言っていました。医療保険も複数入っているようでした。

子育てや仕事を一生懸命頑張ってきて、きれいな人なのに不安顔はもったいない。

 

おせっかい&せっかちな私は、以下のように話しました。

「自分とパートナーの年金受給額調べた?年金事務所行ったら、いろいろシミュレーションしてくれるよ。」

「パートナーは定年後は65歳まで再雇用で働くつもり?パートナーの会社は健康保険組合も充実していそうだけど調べてみた?」

「老後はどこ(地域)で、どんな生活をしたいの?」

「具体的な金額を知らないから不安なの。知って正体見ないかぎり、ずっと不安だよ。」

 

老後不安の特効薬はリアルな金額を知ることです!

 

まずは以下2点を知ることが老後の準備最初の一歩です。

その1 自分&パートナーの年金受給額 

その2 現在の生活費を把握して65歳以上の生活費の見込みを立てる

 

もちろん自分で年金ネットにアクセスして算出することはできるのですが、予約して年金事務所に行くと就業パターンと年金額のシミュレーション、遺族年金など質問すれば解決することができます。

現在の生活費を把握するなかで、インフレーションも心配でしょうが、老後は不要になる費用や減額できる費用もあるはずです。

 

私の場合は、早期退職する前に働き方と年金額のシミュレーションをしてもらい、ライフステージが変化して自分に不要になった保険を三つ解約しました。てへぺろ

 

病気や災害など不安なことはたくさんありますが、自分自身で対応できることしか準備はできません。

対応できないことを、考えてもしかたない。

それより、約束されていない人生の残り時間を楽しむ方が先。

 

私は急に余命宣告されても「残念!でも人生、面白かったわ」と言えるように生きています。

 

読んでくださってありがとうございました。