数日の間に、イギリスと日本で国葬が行われ、それはそれは良くも悪くも対象的だった。
今日は安倍元首相の国葬、国論が二分し、事実上のゴリ押しとなり、ピリついた異様な雰囲気で、端的に言えば葬式らしい葬式に終始した。
(※全て画像はyahoo!画像より)
僕は、安倍元首相の国葬・・・と言うか、国葬そのものに対する疑問を持っている。国をあげて葬儀をやるなら、学校も職場も全部休み、国民全員が弔意を示すのが本当だと思ふ。でも、今日のはそうでは無かった。
国民へ弔意を強いる事はしない
この時点で、国葬とは言えないね。岸田政権の中途半端感が国論を割った要因、言い換えれば日本のお家芸である曖昧さが分断を生んだんじゃない?
安倍元首相の場合、海外の目のと、国民の支持、岸田首相の存在感アピールの3つの思惑があったのだろうが、統一教会との関係が急浮上し、エリザベス女王の国葬と日程が近くなり、G7首脳が誰1人来ない等、最大目的の弔問外交が満足に出来たとは言えないんじゃないか?
国葬の基準が曖昧だからこうなる。そもそも国葬って必要?と言うところから普段議論しておけばねえ。。。岸田首相の説明不足も否めず、その点もマズかったと思ふ。
内閣・自民党合同葬
でやれば良かったのに・・・(あせ)。
今回の国葬、国内では賛成・反対双方の意見が飛び交い、一部では激しい小競り合いをやっていたが、どちらの意見も民主国家である以上、尊重されるべきだけど、言葉を含めた暴力はアウト!あれは良くない。
弔意を表したい方は、このように長い行列を作り、献花されている。強制された訳ではないのに、沢山の方が並んでいた。これも安倍さんの人間性がそうさせたのか?
個々の思いはそれぞれだから、特に意見を言うつもりは無いが、そこまで思える事が凄いなと・・・僕は心の中で手はあわせても、献花会場まで足を運ぶかは・・・
反対デモが各地で行われたが、安倍さんの誹謗中傷や会場周辺でやっているのはちょいと違うね。国葬反対は安倍さんの政治評価によるもの、ならば国会議事堂前でやるのが筋じゃない?いくら国葬を認めないにしろ、現実は挙行しているのだから、会場周辺でやるのは人間的に止めて欲しかった。これだけは残念でならない。
※上記の文と画像の状況は異なります。
安倍さんが凶弾に倒れたのは、当初は訳の分からないテロリストの犯行かと思っていたが、母親が統一教会の信者で、家族が崩壊した悲劇の人物で、容疑者が追い詰められた結果だったと知り、犯行は何一つ擁護出来ないが、やるせない気持ちになった面が僕にはある。
更に辿れば、自民党の多くの議員が統一教会と何かしら関わっていたのが原因で、ナアナアになっていたのは否定できない。安倍さんはその延長線上で凄惨な最期だった。一方、山上容疑者は家族崩壊で、誰にも助けを求められない悲壮感で殺害に至った。悲劇なのは安倍さんだけでなく、山上容疑者もいる事を忘れてはいけない。
全ての政治家は真摯に受け止めてもらいたい。こんな悲惨な事は繰り返して欲しく無い!!
同じ国葬でも、イギリスは全く対象的で、何か映画のワンシーンを見ているかのような・・・葬儀ながら華やかだった。これも大英帝国のプライドなのか・・・威信をかけた国葬に見えた。
こんなに違うのも、お国柄なんだろうな。。。
あなたにはどう見えていましたか?