香原料について今回で６回目
【天然香料のお話】の今日は
大茴香 （だいうぃきょう）
思い入れがあるので
ちょっと長いです (^_-)-☆
ひふみお香アカデミー認定香司の
米山明子（マリーです）
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大茴香 （だいうぃきょう）
中国原産のシキミ科（モクレン科）の
常緑樹である「トウシキミ」の実を
乾燥させたものです
八角の星形をしており「八角」、「スターアニス」とも呼ばれます
主に中国南部、南部インド、インドシナ北部で生産されています
南インド料理の先生の
大茴香の香りは清涼感のある
華やかな香り
深みを増す働きがあります
古くから中華料理において
豚の角煮などの煮込み料理や
デザートの香り付けに
中国の代表的な混合香辛料である
「五香粉（ウーシャンフェン）」の
素材の１つとしても使われています
主に大茴香のほか
桂皮・丁子・花椒・陳皮・丁子
などが五香粉の材料となります
(必ずしも5種類のみのブレンドではないのよね・・・６とか７香もあるとか)
若かりし頃に住んでいた
香港のマンションでは
夕飯の支度の時間になると
どこからともなく「五香粉」
特に大茴香の香りが漂ってきて
妊娠初期のけっこう
重いつわりの時期に
この匂いが辛い時がありました
しかし今では大茴香の香りが大好きで
この香りを嗅ぐと香港のあのマンションを
ありありと映像に浮かぶように
そして過ごした日々を懐かしく思い出し
あの頃の自分頑張っていたなぁ～！
親も友達もいない土地で
出産後育児にと
頑張っていたなぁ〜って
褒めてあげたくなる気持ちになります♪
みなさんのなかでも
○○の香りを嗅ぐと
あの時代を思い出す・・て
過去の思い出が蘇ってくるものが
きっとあると思うのね
もしかして
当時は辛くてシンドイこと
だったかもしれないけど
お香になる天然香料のチカラはすごい！！
あの時があったからこそ
今の自分があり
この自分でいいんだ！！って
セルフセラピーになる
この恩恵を受けています
だから香料の中でも
この大茴香は
特に思い入れのあるものです♡
長くなりましたが・・・（笑）
話しを元に戻すと
漢方薬として
食欲増進、精神安定、健胃、消化を
助ける効能があると言われています
大茴香はかつて、
インフルエンザ治療薬のタミフルの
原料であることが話題になりました
注意点として
トウシキミと近縁のシキミ科の
シキミの果実も似たような形状をしていますが
こちらは猛毒があります
仏事用としてお寺などで見かけることもありますが
間違っても絶対に口にしないでください
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