今クールのドラマで大好きだった、2人組が苦手な4人の物語『いちばんすきな花』 。
それぞれのキャラが、どれも愛おしくて仕方ない。
自分のタイプを知り、その才能を明確にすることで、目的地まで最短で到達することを目指した【ウェルスダイナミクス】を当てはめ、勝手に細かく分析してしまったシリーズです。
【テンポ】
【ダイナモ】
【スチール】
脇を固めるキャラクターも愛おしい!
なつ@jiです。
教育業界管理職・小学生2児の母です。部下と小5の娘とのコミュニケーションが目下の悩み。
コーチング、ウェルビーイングの学びを活かして、職場・家族のチーム力向上のために日々奮闘しています。
パラレルキャリアを目指して、講師資格取得に挑戦中!
聞かれてないことは答えないスチールさん
ゆくえちゃんの高校時代の塾の講師で、今も心を許せる友達、
紅葉くんの高校の数学の先生、
夜々ちゃんのいとこで、
椿さんの中学校の同級生。
そんな繋がりを持つ、田中麗奈さん演じる美鳥さん。
中学時代はギラギラしていて、家族からDVで受けた怪我を、不良で喧嘩ばかりしていると噂され、
いとこの前ではポワポワとした、将棋と料理が上手な優しいお姉ちゃんで、
塾の講師で働いている頃は、いつもニコニコして明るかったけど、周りからは嫌われていて、
高校ではいつもイライラして、結婚した自分の家を、帰るではなく「行く」と言う先生。
他者が語る人物像は結局、どこか一方から見たものでしかなくて、円錐形を丸だ、三角だと言い合っているようなもの。
この物語のコンセプトを象徴するような女性として描かれています。
そんな美鳥さんは、ゆくえちゃんと同じ【スチール】ではないかと思います。
高校生のゆくえちゃんが、模試の結果が赤田はA判定だったのに自分はB判定だと落ち込む時、
「よそはよそ、うちはうち。」
と、理路整然と諭す美鳥さん。
中学時代、怪我に気づいた椿さんに
「喧嘩した。みんな、そう言ってるんでしょ。」
と言い、椿さんから
「でも誰も、君から喧嘩したと聞いた人はいないから。」
と言われるというやりとりも、聞かれたら答える=聞かれてないから答えないというスチールの特性が出ているなと思いました。
情熱があっても周囲に伝わりにくく、冷めていると思われがち。
4人の居場所になっている椿さんの家は、元々は美鳥さんがやっと手に入れた“帰りたい家”で、そこでもう一度学習塾をやりたいという美鳥さんの思いと交差します。
なぜ4人の居場所を失わなければならないの?!という物語の展開にも関わるのですが、今の住人が【テンポ】の椿さんだからこそ、美鳥さんの思いに共感し、美鳥さんの夢の実現に手を貸したいと思って引っ越しを決意するのです。
いやぁ、ほんとにキャラクターを活かした、よくできた脚本だなぁと震えます。。
応援団長ブレイズさん
ゆくえちゃんの元トモ、仲野太賀さん演じる赤田。
これは、赤田の魅力なのか、仲野太賀さんの魅力なのか⁈と思いますが、本当に良いキャラクターで大好き。
こうやってキャラだけで魅了している時点で、間違いなく【ブレイズ】だなーと思います!
いつも2人きりでカラオケに行く相手が女性(ゆくえちゃん)と知って、奥さんからもう会わないでと言われてしまうのですが、それをちゃんと受け止めて、ゆくえちゃんと会わない決意をする赤田。
人が基準になるところもブレイズの特徴です。
ゆくえちゃんの塾の生徒で不登校の希子ちゃんのことも、会ったこともないのに、ゆくえちゃんの話だけでしっかり理解し、アドバイスまでできてしまう赤田。
社交性があり、人を応援したいというのが情熱の源です。
【ブレイズ】は、夜々ちゃんと同じですが、
夜々ちゃんはスタープロファイルで、
赤田はサポータープロファイルという違いがあるように感じます。
スターは、自分に光が当たって、その輝く光で周りを照らす感じで、
サポーターは、周りの火種に一生懸命空気を送って、炎を大きくする感じでしょうか。
ブレイズの赤田と、スチールのゆくえちゃんは、真逆のタイプですが、だからこそ、自分にないものを持つ相手に刺激を受けて、自分の知らない扉を開いてくれる存在だったのかなーと思います。
同じタイプでも違いはあるし、
違うタイプだからこそ、成立する関係性もある。
日常に近いところに焦点を当てたドラマだったからこそ、こういった一人一人の個性や人間模様が感じられたのかなと思います。
『いちばんすきな花』、
合う人、合わない人で分かれるようですが、
もし機会があればぜひ観てみて欲しいです!