今クールのドラマで、『いちばんすきな花』 の世界観が大好きでした。
まず、松下洸平さんが大好きなのです。
特にあの、息を吐くように喋る声。
八郎沼(朝ドラ『スカーレット』)以来、沼り続けている俳優さんです。
なつ@jiです。
教育業界管理職・小学生2児の母です。部下と小5の娘とのコミュニケーションが目下の悩み。
コーチング、ウェルビーイングの学びを活かして、職場・家族のチーム力向上のために日々奮闘しています。
パラレルキャリアを目指して、講師資格取得に挑戦中!
2人組が苦手な4人の物語
このドラマは、2人組が苦手な4人の物語。
「みんな」と同じになれない自分に、所在ない思いを抱いてきたそれぞれが、出会うことで認め合い、自分であることに安心を抱いていく過程が丁寧に描かれていました。
多様性という言葉が溢れている今、
でもやっぱり、多数側にいられない時は、悩んだり心地の悪さを感じたり、相手に合わせたりしてしまう。
そういう日常の、解決したいとも、できるとも思っていないくらいの、大したことでもない程度だけど、ちょっと息苦しい。
そんな息づかいを感じて、毎回なんだか泣けるのです。
松下洸平さん演じる椿さん。
子ども時代の自由奔放さを、担任の先生から「落ち着きも協調性もない」と言われて、
そこから、自分らしくいると誰かに迷惑をかけると、自分の個性を抑える中で、本当の自分すら見失って、無個性ないい人になってしまったという役柄でした。
タバコを吸わないのに、喫煙所に行って一方的に喋りまくって発散するシーンでは、
感情を失くしたわけじゃなくて、普段はそれを抑え込んで生きていて、彼なりにバランスを取って日常と折り合いをつけている様子が描かれていました。
婚約者にさえ、本当の自分を出さないように細心の注意を払った結果、浮気をされてあえなく破局。
でも、「嫌われない配慮をずっとしてて、好かれる努力はできなかった」と、別れを決意します。
そんな、本当の自分を生きていく姿が秀逸でした。
ウェルスダイナミクスの周波数は?
自分のタイプを知り、その才能を明確にすることで、目的地まで最短で到達することを目指した【ウェルスダイナミクス】を学んでいるので、
この人のタイプは何かな?
と考えることが増えました。
椿さんは、
周波数【テンポ】じゃないかなと思います。
テンポは、調和と協調性の人。
集団内の自分の役割を察知する力に長け、波風立てずにまとめるのが得意です。
4人でお喋りしている中でも、相手の意見を受けて、「そうだね」と同調するところが多かったかなと思います。
相手の意見をいったん自分の中に取り込んで、そこから自分の思いを乗せて、時には相手の言葉の尖ったところをやすりで研ぐように、まろやかにしてアウトプットする。
自分の言葉が、相手にどう受け取られているのか、その矢印の先にまで配慮をしながら、言葉を選び届けていく。
そんなところが、テンポだなぁと感じました。
椿さんに共感した人は、テンポタイプかも知れませんね。
そして、テンポさんは、相手のことを考えすぎて、自分が蔑ろになりがち。
あるシーンで、椿さんが弟から言われるセリフ。
「俺、5歳くらいから気づいてたんだけど、
兄ちゃんは優先順位に自分の気持ち入れ忘れるんだよ。ちゃんとエントリーして。」
「世のため、人のため」という言葉がありますが、
テンポさんは、「余(我)のため、人のため」と置き換えて、
まずは自分を大切にする。
テンポさんには、『いちばんすきな花』の椿さんを通して、自分自身を大切にするきっかけになるといいなぁと感じました。