15年前かに続く右足首(内果)の皮膚炎(?)の整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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15年前から続く右足首(内果)の皮膚炎(?)の整体治療
患者Oさん=32才-男性-会社員の症例
 

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①    Oさんの病歴・・・
患者Oさんは、15年ほど前から右足の内果(内くるぶし)に直径10cmほどの茶褐色の皮膚炎(?)が生じているそうです。痛みはなく、痒みが主だそうです。皮膚科を受診したそうですが、具体的な病名は不明で、とりあえず「軟膏」を処方されていたそうです。ところが全く効果が出なかったので、数か月で軟膏は中断したそうです。それ以来、ずっと皮膚科などは受診されていず、その代りに漢方や鍼灸は試されたそうですが効果が出ず、その後はずっと放置状態だったそうです。

 



②    Oさんの診察
・皮膚の変色部位は、右内果を中心に直径10cmほどの範囲で茶褐色に変色していました。同部に軽度の痒みがあり、時おり掻把しているそうです。
・右内果の皮膚表面は全体的にブヨブヨと軽度に浮いている感触があり、その一部に1~2mm大の紅斑が10個ちかくありました。熱感は感じられませんでした。
・内果変色部分の4時方向から時計回りに11時方向にかけて、幅10mm程度にうっ血した静脈が怒張しており、その静脈は10cm上方まで達していました。
・歩行障害などはありませんが、かなり以前から右足首が左足首よりも固く感じていたそうです。
・特段の外傷経験は無いそうですが、学生時代の数年間、長距離選手をしていたそうです。最近は特段のスポーツはしていないそうですが、時おりランニングをしたりしているそうです。また、出来るだけエレベーター使わず、階段を利用するようにしているそうです。
・血圧は正常範囲だそうです。今まで、血液検査・他で異常を指摘されたことは無いそうです。
・腹部聴診上、血管雑音は聴取できませんでしたが、左季肋部(十二指腸空腸曲付近)に著明な血管拍動があり、Kさん本人も自覚していたそうです。微弱なグル音が聴取されました。
・腹部触診上、腹部全般が陥凹していました。右下腹部全般に著明な緊張と圧痛があり、同部の押圧で上腹部への放散痛がありました。臍より上方の腹部全般に著明な張り(緊張)があり、その張りは左右肋骨弓にかけて扇状に広がって、肋骨弓の隙間に指が挿入できませんでした。

 



➂ 治療目標と整体治療
  ⑴    内果動脈網の循環を改善し、局所免疫力の増強と、上皮細胞の再生力の亢進を図る
・前内果動静脈解放テクニック
・後脛骨動静脈内果枝解放テクニック
・内側足根動静脈解放テクニック

 





④    経過と結果・・・
・3診目治療後、

内果周囲に広がっていた幅10mm程度の静脈怒張が半分くらいにまで狭くなりました。


・5診目治療後、

内果周囲に広がっていた静脈の怒張はほぼ解消し、静脈の走行部位が少しブヨブヨとしていました。そして、右内果の茶褐色変色部位に、2~3mm程度のピンク色の紅斑が3~4か所、生じていました。
 

・7診目来院時、

10mm程度の変色部位の全般が浮きつつあり、また茶褐色も薄くなりつつありました。そしてブヨブヨ感も増してきました。5診目に生じていた、2~3mm程度のピンク色の紅斑は、その面積が広がり、さらに数も7~8個に増えていました。また、一部の皮膚部位が剥がれ落ち、その奥からピンク色の新しい表皮が新生してきているのが、確認できました。
 

・10診目来院時、

右内果の変色部位の皮膚で剥がれ落ちる部分が増え、その奥からピンク色の新生表皮が広い範囲で確認できましたので、今回の集中治療を終了することにしました。

 



⑤     今回の症例の概説、、、
・皮膚疾患と整体、、、一般的には結び付きにくい関係ですが、実は意外と、皮膚疾患の整体治療適応例は少なくないのです(
皮膚疾患の治療例参照)。今回のOさんの症例もそのうちの一つです、というより、Oさんの様な皮膚症例は。むしろ整体治療の方が適応し、著効を示す事の方が多いのです。
 

・なぜなら、整体治療の基本コンセプトは「自然治癒力の回復-増進」にありますが、Oさんの皮膚症例「15年に及ぶ皮膚の変色(慢性炎症?)」は、Oさんの皮膚-上皮細胞の局所的な免疫力減退と、上皮細胞の再生能力減退の、つまりは二つまとめて「自然治癒力の減退」に他なりません。すなわち、これぞ整体治療の好適応例なのです。

 


 

・今回の、15年もの長期に渡る内果付近の直径10cmの変色部位(おそらく慢性の皮膚炎?)は、内果における局所免疫力の減退によって皮膚常在菌(?)が繁殖過多となって慢性的な炎症を起こしているのか、そしてその結果壊死した上皮細胞のターンオーパ能力が破綻し、いつまでも変色した古い上皮組織が剥がれずに残存しているのか(?)、この様な仮説が「当たらずとも遠からず」の病態ではないか、と推察されます。
 

・そしてその原因は、内果変色部の周囲に怒張している静脈から推測できるように、内果動静脈網の血流障害-うっ血、つまり同部の循環不全による局所免疫力減退と細胞再生能力の減退の可能性が高いと思われます。これは、内果に免疫細胞が到達しにくく(☚細菌増殖↗と慢性炎症の原因)、上皮細胞の再生に必要な原材料の運搬が滞っている証左だと思われます。

 

   
 

 

・さらにその裏付けとして、Oさんの数年にわたる陸上の長距離選手歴があると思われます。そのトレーニングにより、特に右下腿の屈筋群に緊張と肥厚(大)が生じ、それが下腿の深後側コンパートメントの内圧上昇につながり(いわゆるコンパートメント症候群)、後脛骨動静脈の循環が減退し、それが上記仮説の原因になっているのでは、と思われます。

 

・以上のような考えから、➂ 治療目標と整体治療に掲げる
  
⑴    内果動脈網の循環を改善し、局所免疫力の増強と、上皮細胞の再生力の亢進を図る
  ・前内果動静脈解放テクニック
  ・後脛骨動静脈内果枝解放テクニック
  ・内側足根動静脈解放テクニック

治療目標と整体手技を施術した訳です。
 

・結果的に15年来の内果部位の皮膚変色が改善し、新たにピンク色の上皮細胞が新生してきたので、この様な仮説でおおむね妥当であったのでは、と考えます。

 

 

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上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

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