非日常な日常 | とら婆 さび姐 新米なぎ

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永遠の21歳、ベテラン天使さま「とらこ」。
初めて一緒に暮らした元ベテラン野良「さび」が新米天使さまに…。

『とらこが大好き』
『とらこに恋してさびに恋して』
からリニューアルしました。
(2017/9)

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メモブログ
とらこは一度だけ、自分達夫婦が住む家に来たことがある。

先週、木曜の明け方。
水曜から都内に戻っていたが、自分の夢の中に現れた。
キッチンと部屋の境目を、自分の左側に並んで歩いていた。

その日の昼前、とらこが弱っていると知らされ午後会いに行ったが、
とらこはもっと前から教えてくれてたのかもしれない。

土曜の昼過ぎ、火葬車に来てもらい、とらこの家でとらこの身体とお別れをした。
火がおとされるまで、とらこが好きだった2階のベランダで火葬車を見ていた。
風向きが変わる直前、風が止まると、火葬車から上ってくる空気を感じる。

前日、息絶えたとらこと何時間も一緒にいた。
同じ部屋で一緒に寝た。
言葉をかける時間はたくさんあったのに、頭の中で繰り返す言葉は二つしかない。

「ごめんね、とらこ 大好きだよ、とらこ」

日曜、とらこの家から自宅に戻った。
いつもなら、夫と自宅でしばらく過ごし、一人でとらこの家に戻る。

とらこの家に仮住まいしてからは、都内との行き来が多く、下道を使うことが多かった。
またしばらく下道を走ることもないだろう。
少し感傷に浸りたくて、その日は下道で帰った。

よく一人で泣きながら運転したな・・・ 随分飛ばしたな・・・
桜もすっかり散ってしまい、数日で風景も変わってしまった。

普段の生活に戻っただけなのに、なんだか慣れない。

$とらこが大好き
一緒にちゅくちゅく寝たい・・・ぐぅぐぅ