天王星は変化を示し、迎合しない

天王星には「迎合しない」という意味が含まれます。

例えば７ハウスに天王星がある人は離婚します！と言われたりするのですが、普通に考えて７ハウス＝結婚、だけではないので人間関係全般に言えることです。

そして人間関係全般において７ハウスに天王星がある人というのは、ある程度変化することを厭いません。

良く言えばいろいろな人と関係を築こうとするし、またその相手の本質を見ることが得意なので肩書などに左右されないというメリットがあるので、「この人面白そう」と思ったときに相手のことをよく観察するし、世間的には「ちょっと…」と思われるような人であったとしても面白がれるというところがあります。

ただ、悪く言うと相手から離れることにあまり躊躇がないので、「ダメだ」と思ったときの変わり身の早さというか、相手に対する情みたいなものでずるずる付き合う、ということをしません。ということで、「離婚」ということになるのかもしれません。

同時に「迎合しない」という点においては、そのハウスについての世間的な…不文律とか、常識とか何とかということに左右されないので、そういう意味では「離婚したら何を言われるか」「せっかくこれまで仲良くしてきたのに」みたいなことを考えずに自分がどう思うか？ということを貫くというところで、７ハウスに入っているとしたらそれも「離婚」ということになるのかもしれませんし、人に対して「軽く」見えるかもしれません。

ただ、それを我慢して付き合い続けることに意味があるのか？と考えれば、何のためのストレスなのか、誰のために我慢するのか、という本質を見失うような行為をしないので精神衛生上健康でいられるメリットがあります。

こだわる、ということとはまた違います。

こだわりは変化しないものであることが多いのに対し、天王星はむしろ変化することを良しとします。

１ハウスに天王星がある人なら自分の環境や自分自身が変わることを歓迎するし、「こだわり」があったとしてもそれすら変化するのです。

こだわりはある種の執着ですが、天王星は執着とは真逆です。ただ単に、自分のスタイルを崩さないというだけです。

そしてそのスタイルも、「あ、それいいな」と感銘を受ければ簡単に変えます。それは特に天王星が入っているハウスにおいて起きやすいのです。

天王星が効いている人は「変人」扱いをされやすいし実際にタレントさんでも「変わってんな～」と思う人は天王星が効いていることが多いです。タレントなんて職業はそもそも変わってる人がなるものだと思いますが、そんな中にあっても「変わってる」と思われるのは、明らかに天王星が効いているんですよね。

ただこれは、独自性(天王星)を守っている(土星or木星)ことと、そもそも人の視線を気にしないということ、それから自己の確立でもあります。何を言われても気にならないのは、人のことをある程度自分から引き離しているからとも言えるので、それが天王星の示す「距離感」にもなります。

他人が何をしていても気にならない、という天王星優位な生き方ができるようになれば、これから先の時代もより一層謳歌できるでしょう。それは相手を尊重することでもあり、自分を守ることでもあります。

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