Xで、
「お金ちょうだい」「愛してほしい」 がサクッと言えない人が拗らせる
と書いてあって「なるほど」と思った私ですが。
これって星によるので、言える人と言えない人がいると思います。
言えない星の人もいます。そういう人は、自分で解消する手段を得る必要があります。
よく言っていることですが、私は同居人を、親の代わりというか代替品(品ではないけど)ととらえているところがあります。そしてそれを本人にも言っています。し、それを言われた同居人はそれを全うしてくれようとしています。
その最たるところが学費を出してもらっているところなのですが(分かりやすいところではね。ほかにももちろんあります)、実際にうちは年齢が離れているので、そういう意味では相手にその器もあるというところで私が救われてる部分が大いにあります。
お金頂戴も全然言うので、私が何かを立て替えたら「お金をくれ」と言うし、欲しいものがある時には「これを買ってくれ」と言います。そして同居人は忘れっぽいのでしつこく言います。やってくれるまで言うw
なので相手に対してこじらせているということはありませんが、では代替元(?)の親に対してはどうか?というと…
最近は、言えるようになりました。これは同居人に言って否定されることがなかったので、自分の中で勝手に設けていたハードルがなくなったからだと思います。
実家の冷蔵庫を開けてめぼしいものがあったら「ねぇこれ飲んでいい?」とか言えるようになりました。
普通の人は、それがどうしたと思うかもしれませんが私にとっては大きな進歩です。
こういうことが、人それぞれいろいろな場面であろうかと思います。
ただ、これを言えるのは私の星が言える星だからであって、言えない星の人は自分でどうにかするしかありません。
それは相手に期待をする癖をやめること。これに尽きると思います。
そしてその期待を自分の未来に向ける。
親は、いつまでも自分を守ってくれる盾にはなりません。もともとそういうタイプの親ではない場合もあるでしょう。
でも歳を重ねていけば、余計に盾にはなりえません。むしろ子の方が、盾になってあげる部分が多くなるかもしれません。それが経済的な面なのか、実務的な面なのかは人それぞれ違うと思いますが、そんな人相手に拗らせたり期待したりするわけにはいきません。
だから、相手の星を知ることも大切だと思っています。
親が、自分にどういう愛情をかけてくれたのか。親はそもそもどういう人間なのか。そうしたことが分かるようになれば、「親なのに」などと思うことなく、「なるほど、こういうことをしようとしてくれたんだな」と自分を納得させ、親に対してもう少し寛容になれるのではないかと思います。
親とのシナストリーを見るのは嫌だ、という人が意外に多いのですが、でも一番最初に関わる人間関係は大体の場合は親です。
なので親とのシナストリーを見ることによって自分にどのような価値観がもたらされたのかを知ることもできるし、親に対して憎しみや言いたいこと、諸々ある人ならなおさら、見る価値はあると思います。
子供の時から「お小遣いちょうだい」と言えた親子関係の人は幸せだと思います。
だけどそれが行き過ぎると某女優さんとその息子さんみたいなことになるのです。これは幸せとは言えません。なぜなら息子の方が、自立することを覚えられなかったからです。結婚歴があるから自立できているということでもないでしょう。
私は古い価値観の人間なので、「それでも結婚はできたんだ…」と思ってしまうのですが、やはりそれが人の成長の一端を担うとも限らず、結婚したから人間的に成熟した大人だということにはならない、という事例は多くあります。
こじらせたままでも結婚はできるし、子供も育てられます。もしかしたらこの女優さんも、こじらせたままの大人なのかもしれません。だからこそ、子供に依存して生きているのかもしれません。でも、親子とは時としてそういうものなのかもしれないし、そういう相性なのであれば引き離す方が無理です。
だとしたら、そういう関係なのだということを当事者すべてが理解しておくことが最も大事です。
手段を講じるには、まずは知らなければ話になりません。
だからこそ、矯めつ眇めつ自分の星を眺める必要があるのです。
眺めるたびに発見があるのが面白いところ。
自分はどういう人間だ、と一言で言える人はいないと思います。多面的なのでそれが当たり前です。
同じように他人も多面体であることを理解できれば、そしてそれを俯瞰的に眺めることができれば、こじらせることが少なくなるかもしれません。
それは、何かをしてほしいと言ったとき、相手に重たい期待を乗せなくなるからです。
私はこうしてほしい、そう言ったらやってくれるはず、そう思うから、「してくれなかったら傷つくし言わないでおこう」という思考になる。だから、してほしいと「言うだけ」にする。相手にゆだねる。その自由を尊重する。
断られたときに「自分を否定された」と考えるのではなく、「このことは嫌なんだな」と限定的に考える。
この思考の癖をつけられるようになれば、こじらせることも少なくなっていくのではないかと思います。
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