土星を育てられない大人たち

先日の講座の中で「土星が育たないというのはあり得るか？」という話題になりました。

まぁこれがねぇ…あるんですよねぇ…

タレントさんで見ても、やはり落ち着きのない60代みたいな人はいるので、そういう人たちはやはり土星が育ちきってないな、と感じます。講座の時にも話しましたが、恥ずかしながら我が父もそうです。

スクエアとかであれば「育たない」ということは少ないようには思いますが、ソフトアスペクトの方が意外と育ちにくいかも。

私がここで言っている「タレントさん」は、土星がノーアス。

やはり育ちにくいのか…と思いきや、我が同居人はそうでもないので、やはりどういう環境にいたのかが大いに影響すると言えます。例えば責任を負わねばならない役職や職業についていれば、否が応でも土星が育ちます。というか鍛えられます。

でもそうではない場合、または誰かに移譲してしまっている場合は、やはり本人の中で土星を育てるのは難しいしまた、環境もそれを許してしまっているというか。もしくはそういう環境に逃げ込んだか。

あとはどのハウスに土星があるのかによってもだいぶ変わってくるでしょう。同居人は7ハウスに土星がありますから、見る人見る人みんな土星なわけです。私も含めて。年齢はあんまり関係ないので、私みたいに小言を言う、小姑みたいなのはいくら年齢が下でも関係ありません。実際彼が私に向かって一番言っているセリフはおそらく「俺、いつも怒られてる気がする…(小声←これでまた怒られるのではというビビりによるものｗ」です。怒って言っているわけではないのですが、彼にはそういう風に聞こえるんですね。私からしたら怒ってるのではなくて「指摘」です。

だけど、指摘してくれる人すらいなくなったら終わりです。成長のしようがないので。

大体の場合は「これじゃいかん」と一念発起して…ということになるのですが、そうならないでいられたある意味で幸せな人たちもいるわけで。うちの父は完全にそのパターンです。なんでも人のせいにして自分はのらりくらりと生きている。でも彼の場合は長いこと同じ会社に勤めたという、もはやそれだけのことで人生最大の褒めポイントになる…よっぽど土星が効いてないですね。うちの母は父のそうした態度にほとほとあきれ返っていましたが、それでも私には「でもねぇ、会社は辞めないで働いてくれたわけだから」と言うわけです。私からしたら「その働いたお金以上の分を自分で使っとるやろがい」と思うのですが、まぁ確かに生活はできていたし(文化的な生活だったとは思うので、そういう意味ではおそらく余裕があった)、こちらとしては進学させてもらえなかった以外は恨むところはありません。

私はブログで母の悪口ばかり書いているのでよっぽど母親と仲が悪いのだと決めてかかっている人もいるようなのですが、実際はそうではありません。電話をすれば4時間ぐらいしゃべるのはザラだし、本当に仲が悪かったらそんなことにはなりません。しかも彼女たちの離婚の相談も、私が助言したこともあるぐらいですから、別に仲が悪いということはないんです。たぶん。必要以上に干渉しないというだけで。少なくとも大人になってから、母と私の仲が悪いということを考えたことはありません。

ただ、私は父のことを恨んでいるのでｗ、もう後の面倒は見ないからな！と密かに決めています。

彼は好き放題やったので、私も好き放題やらせてもらうという当然の権利を行使したいだけなのですが。

母は、ICに土星が乗っているだけあって、土星がよく鍛えられた人です。

いまだに勉強を欠かさないし、暇さえあれば何かしら文字を読んでいます。

そして学生の時から肉体的にも鍛えることを好きでやっているタイプの人です。ダンベルがある(母しか使わない)家など、当時はあまりなかったと思うんですよね。

私は鍛えることは大嫌いですが、それでもやはり肉体を鍛える人、運動を続けている人はそれだけで土星が使われているなと思います。運動自体は火星ですが、それは「スポーツ」的な意味で、マラソンみたいなものであれば尚のこと、火星ももちろん大事ですが土星がないと話になりません。

父も運動はしていたはずだし、40代までは休みの日に母とテニスをしたりしていましたが、身体の大きな彼にはそんなのではとても鍛えられるとは言えなかったようで…同じ動作を繰り返すわけではないのでね。やはりスポーツは火星で、トレーニングが土星なのだと思います。だから、土星が弱いと思う人は、何か一つでも…腹筋30回でもいいから、土星を鍛えるべくトレーニングをやることも大事だと思います。そうすることによってシャープな体型、つまり無駄のそぎ落とされた土星的体格が出来上がります。骨も筋肉も頑丈になりますしね。

ダイエットと同じで、「これさえやればOK！」というものは天体にもないと思います。

やはり複合的に、何かの天体と組み合わせて…勉強なら水星と土星、トレーニングなら火星と土星というように、複合的に鍛えていくことが必要だし、なるべくならバランスが良い方がベターでしょう。何かに特化している人ならともかく、そうではないならなおさらです。

ただ、そうは言ってももうすでに60代ぐらいの、体力がなくなってきている人に「さぁ今から土星を鍛えろ」と言うのは酷な話。私たちはなるべくそうならないように、あらゆる方向から努力することが求められると思いますし、それはすなわち生きる力に繋がるのではないでしょうか。生きることは耐えることでもあります。

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