朔日草さんのブログ
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家族愛

先日、久々に映画を観に行ってきました

それは

『小野寺の弟 小野寺の姉』

片桐はいりさんと向井理さんが兄弟を演じている映画です

片桐はいりさん、すっごく良かったです

そして、家族のパーツが欠けた家庭で育った私は、この兄弟に共感する部分が多く、いっぱい泣いてしまいました

私も言われたことあるんですよ

『兄弟の仲が良すぎる』って

恋人からではなく、友人たちにですけど

その友人たちは、両親の揃った家庭に育った人たち

だから、きっと理解できないだろうと思って私は何も言わなかった

家族が欠けると、残された家族がその役割をすることになるから、自然と絆は強くなってしまうんです

我が家は父子家庭で、父はもともと無口だし仕事も忙しかったから、相談事は全て兄にしていました

今でもお互いに愚痴や相談で長電話したりします

そうやって兄弟で助け合ってずっと生きてきたんです

でも、それをブラコンだってさ

友人たちは私の家庭環境知っていたのにね

きっと彼女たちは想像できなかったんだと思う

他人の痛みは経験しないとわからない

だから仕方ない

私だって全ての痛みを知っているわけじゃないし

でも、安易に人を決めつけてはいけない

自分が知らない・わからない何かがあるかもしれないのだから

そんなことをこの映画は私に思い出させてくれました

人の振り見て我が振り直せ

先日、某ブランドショップで遭遇した出来事です。


そのショップはデパート内の小さな店舗である為、店員さんはいつも二人しかいません。

今回、私が来店したときは二人ともが接客中という状況でした。

お目当ての商品は色違いしか置いてなく『取り寄せになってしまうかな?』などと考えながら、色違いのものを鏡に写したりしながら待ってました。

数分後、一人のお会計が終り、私のところへ店員さんが来てくれ、探している色があるか尋ねると奥から持ってきてくれました。

購入することはほぼ決めていましたが、それなりに御値段のする商品である為、説明やお手入れ方法などを聞いてました。

すると、中年男性が店に入ってくるなり、私を担当している店員さんに『これとこれを』と言いました。

店員さんは私を接客中であるため『少々お待ちください』と告げ、私の接客を続けました。

1~2分後、またその中年男性が『いつまで待たせるんだ。こんなに待たせるなら、もっと待つことを伝えるべきだ。この店の教育はなってない。』と怒り始めたのです。

『申し訳ございません。もうしばらくお待ちください。』と頭を下げる店員さん。

やがて、もう一人の店員さんの手があき、中年男性の元へ。

少し言葉を交わした後、中年男性は『全くこの店はいつも接客が悪い。だから他に行くんだ。もういい。』と言って店を出で行かれました。

果たして、このショップの接客は本当に駄目なのでしょうか。

このようなお店はコンビニやスーパーなどとは違い、ゆったりした時間の中で納得のいく商品を相談しながら選び購入する場所だと私は思ってます。

そして接客業において、購入金額等に関わらず全てのお客様に対して公平に接するべきですし、順番に対応するのは当然のことだと思います。

あの中年男性は自分が相談しながら商品を選んでいる最中に、店員が他のお客様の元へ行ってしまったら、きっと怒るのではないでしょうか。

仮にお待たせすることに対して店員側の言葉が足りなかったとしても、関係ない他の客を不愉快にさせるあの中年男性の客としての態度に問題はあると思います。

お客様は神様ではありません。

客だから偉いわけではありません。

ブランドショップで複数買いをしようとするくらいなのですから、あの中年男性はお金も地位もあるような人なのでしょう。

しかし、とても自己中心的で他者の気持ちや立場を考えることのできない人なのだと思います。

年齢や地位が上がるほど、耳の痛い意見を言ってくれる人がいなくなります。

中年男性がこの出来事を誰かに話しても、これ以上機嫌を損ねないよう周囲は同調するのではないでしょうか。偉い人に異をとなえることは簡単にはできませんから。

そして、自分はやはり正しいのだと思い込むのです。

だからこそ、自分で自分を戒める必要があるのです。

『人の振り見て我が振り直せ』

こういう出来事に出会ったということは、自分にもそういう部分がないか、振り返らないといけませんね。

旅猫リポート

最近は英語の勉強を始めた(と言っても中学英語からやり直し)ので、本を読むペースがすっかり落ちてしまいました。

それに『これだ!!』という本にも会えずにいます。残念ですが、そんな時もあるってことで。


すごく好きって感じではないのですが、ある本を思い出す出来事があったのでご紹介します。



先日、電車に乗っていたときの出来事です。

私の隣に動物のゲージを抱えた人が座りました。

犬なのか猫なのか?覗きたくなる人は多いことでしょう。

私も気になり覗いてみると、不機嫌そうなトラ猫さんがいました。

猫好きなので、かまいたくなったのですが、その猫さんは無言の重圧を発していらっしゃり…諦めて読んでいた本に目を戻しました。

しばらくして、何か殺気のようなものを感じ本から目を離すと、猫のケージの網状の扉から猫の前足が飛び出しているではありませんか。

その前足は私の膝上にあるバックまであと数センチの位置に伸びており、猫好きを誘惑してきます。

でも、触ったら怒りそうだし…
それきっかけで、猫の飼い主さんに気を使わせるのもなんだし…

モヤモヤしながら、再び諦めてまた本を読み始めました。

でも、やっぱり気になります。

様子を伺っていると猫さんは知らん顔しながら、しかし確実に私のバックに少しずつ少しずつ前足を近付けてくるではありませんか。

そして、ついに到着!

そんなに魅力的だったのでしょうか?私の牛革バック。


結局、飼い主さんが電車を降りるまで私のカバンに前足をのせたまま。

私は我慢プレイを強いられたのでした。


ちょっとツンとしていて、でも憎めない感じのケージに入れられてる猫をみて、有川浩さんの『旅猫リポート』を思いました。

主人公サトルと雄猫ナナの旅物語です。

この本を好きな人は多いと思います。

でも、私にはちょっと物足りなく感じてしまいました。

それはきっと、私が複雑な家庭で育ったことや身近な人が現在闘病しているからだと思います。

でも、世間一般的には感動する素敵な本なのでしょう。

猫好きの方にお薦めです。
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