ヤングスーパーマン1-5 温もりを奪う男①
ネタバレです!
クレーター湖の畔で高校生がパーティーをしている。あちこちで焚火が焚かれ、カップル(死語?)だらけだ。
クラークとクロエも来ていた。クロエが来たいと言い出したのだ。凍えるくらい寒いというクロエに対し、そう寒く感じないクラーク。我慢できないクロエは焚火にあたる事にした。
男がクロエの隣に座った。アメフト部のショーンだ。ショーンは歯の浮くようなセリフでクロエを口説く。クロエはそんなセリフに笑いながらも、まんざらではない様子。ショーンはクロエの電話番号を聞き出すと、「明日、必ず電話するよ」とアメフト部員達とキャッチボールしに行ってしまった。
入れ替わりにクラークが来て、「ショーンは女好きだぞ。やめとけ」とアドバイス。クロエも「大丈夫よ。そんな気はないわ」と笑う。
アメフト部員達は湖の近くでキャッチボールをしていた。湖は凍っている。ホイットニーの投げたボールをショーンが受け損ね、湖の方へ。その時ピザが届き、「先に行っててくれ」と言うショーンを残して皆はピザの所へ。ショーンは滑る湖面をおそるおそる歩く。ボールを掴み、戻ろうとすると、氷が割れて落ちてしまった。もがくショーン。氷の下に入ってしまい、氷も割れない。ほかの部員達も「女のとこにでも行ったか」と気にする様子はない。力尽きたショーンは、緑色に光る湖底に沈んでいった…。
次の日の朝、湖面には凍ったボールが。その下から拳で氷を割り、脱出するショーン。湖から上がり、まだ燃えている焚火にあたる。顔は真っ青だ。ショーンが深く息を吸うと、炎の熱が口の中へ入っていく。顔色も急に良くなった。元気になったショーンは帰った。焚火は炎の形のまま凍っていた。
朝、ケント夫妻が家計簿をつけていた。赤字でまた銀行から借金しないとやっていけない様子。それを聞いていたクラークが「また借金?僕が稼ぐよ。高校を辞めてスポーツ選手になる。契約金で大金が稼げるよ」と冗談を言った。マーサは「有名選手になる前に遅刻しないで学校へ行きなさい」とたしなめる。クラークはニカッと笑い、スーパースピードで学校へ行った。
学校の保健室ではショーンが寒そうに体を震わせ、体温計を口にくわえていた。顔色も真っ青だ。先生が体温計を見てみると、2℃だった。「壊れてるのかしら?もう一度計ってみて」とショーンに渡し、おでこに手をあてる。その手をショーンが掴むと、みるみるショーンの顔色が良くなった。逆に先生は寒気がしてきた。「ありがとう、先生。なんだかすっかり良くなったよ」とショーンは保健室を出た。
ケント農場にレックスが訪れた。アーティーチョークを30個買いに来たのだ。農家の人を招いて食事会をするらしい。
「資金面で提案をしたいんです。ご主人が僕の事を嫌っているのは知っています。でも、提案だけでも聞いて欲しいんです」というレックスの言葉に首を横に振るマーサ。
「あなたが嫌いなんじゃなくて、ルーサー家の事を良く思ってないのよ」
「それを僕が変えてみせます」ハッキリ言うレックスに押され、マーサは思わず首を縦に振る。それを見てレックスは帰った。
町にある喫茶店で、ラナはメトロポリスでやる展覧会のパンフレットを見ていた。ホイットニーが誘ったのだ。そこにレックスが来た。ラナが展覧会の事をレックスに言うと、レックスは「君は相手を間違ってる」と言う。ラナは顔をしかめる。ホイットニーが現れたので、レックスは席をはずした。
「やあ、ラナ。どうしたんだ?」
「明日行く展覧会のパンフレット見てたの」
それを聞いてキョトンとするホイットニー。約束を忘れて友達と有料チャンネルで試合を見る約束をしてしまったのだ。お金も払っているので断れない。
ラナは怒るが、「仕方ないわ、またの機会に」とホイットニーを許す。ホイットニーは「来週必ず行こう」と約束し、帰った。
ラナはホイットニーを見送ると、近くに座っていたレックスと目が合った。レックスはニヤリと笑い、席を立ち、店を出た。
クラークが町を歩いていると、喫茶店にラナがいるのを見つける。しばらく見ていると、レックスが話しかける。
「ラナは明日、フリーだぞ。思い切ってデートに誘ってみろ。レディオヘッドのライブにでも」
「ラナには彼氏がいる」
「結婚してるわけじゃない」
「OKしてくれたら?」
「俺がチケットをやる」そう言って胸ポケットからチケット2枚取り出した(つーか何で持ってんだ)。そこまでするレックスに、クラークは戸惑う。レックスに言わせると、クラークは弟みたいなもんだから、手ほどきをしてやってるんだとか。
60秒以内に誘えば、高級車もつけてやるぞ、とけしかけるレックス。クラークは意を決してチケットを受け取り(奪い?)、喫茶店に入る。
クラークは必死にさりげなさを装いながら、ラナをライブに誘う。レディオヘッドにはラナも関心を示した。だが、「二人で行く」というのに躊躇したラナ。クラークは慌てて「友達として!」と強調する。ラナは少し考えた後、「ええ、喜んで。ありがとうクラーク」と答えた。(すんごく)嬉しそうなクラーク。
店を出たクラークは、学校に戻りクロエとピートに報告する。祝福してくれる二人。その時、ショーンが寒そうに学校から出てきた。クロエを見つけると、「これから時間ない?」と誘った。が、クロエは新聞を仕上げなければならなかった。それを聞くと、ショーンは元カノのジェンナを誘いに行ってしまった。少しガッカリするクロエ。
「ちょっと時間ないって言っただけで他の子に行っちゃうんだ」
そう言うクロエにピートは肩を抱いて慰めた。ショーンはジェンナとどこかへ行ってしまった。
部屋でシャワーを浴びるジェンナ。ショーンもバスルームに入ってきたが、カーテンの向こうで息を荒くしているばかりで入って来ない。
「ショーン?一緒にシャワー浴びない?温まるわよ」とジェンナが言うと、ショーンがカーテンを開けた。ショーンの顔は異常な程真っ青で、それを見たジェンナが悲鳴を上げる。逃げようとするが、滑って転んでしまう。ショーンはジェンナの肩を掴み、キスをした。すると、ジェンナはみるみる凍ってしまい、かわりにショーンは普通の顔色を取り戻した。
カチカチに凍ったジェンナを倒すと、ジェンナは割れてしまった。
マーサはジョナサンをレックスの食事会に誘う。が、ジョナサンは固くなに断る。説得を続けるマーサ。そこにクラークが上機嫌で帰ってきた。不思議がる両親に、「友達とライブに行くんだ」と嬉しそうなクラーク。その相手を聞くと、両親は上機嫌の訳を納得した。
ショーンは自分の部屋で女の子に電話をかけまくっていた。また寒くなってきたのだ。電話をかけながらマッチを擦るが、たちまち凍ってしまう。何人かに断られ、あても無くなってしまったショーンは、受話器を叩き付け、手をこすり合わせた。ふと手を見ると、クロエに書いてもらった電話番号が(手を洗え)。
クロエはクラークの家にいた。ライブに来ていく服をアドバイスする為だ。
「これはどう?」クラークはグレーのチェックのシャツをあてる。
「それダサイ。他にないの?」厳しいクロエ。クラークは他の服を探しに行った。その時、クロエの携帯が鳴った。ショーンからだった。今夜、新聞部の部室でコーヒーを飲む約束をした。
クロエはクラークに報告。クラークはいい顔をしない。さっきジェンナと二人でどこかへ行くのを見たからだ。でもクロエは気にしてない様子だ。
まだ服を洗濯カゴから探しているクラーク。クロエは青のシャツを取り出して「クラークには青(スーパーマン絡みだなー)が似合う」と薦めた。
夜、ジョナサンとマーサがレックスの食事会(ジョナサンが折れたらしい)に行くと、そこには誰もいなかった。ジョナサン夫妻以外は呼ばれてなかったのだ。ジョナサンは帰ろうとするが、マーサの視線が痛い。話だけでも聞く事にした。
クラークとラナはレックスの手配したリムジンに乗り、ライブ会場へ。車内ではクラークが珍しそうにあちこちかまっている。楽しそうに話す二人。
「本に逃げるより楽しいだろ?」クラークは言った。「君は、子供の頃から悲しい事があると読書に逃げてたよね」図星を付かれて言葉を無くすラナ。
慌てたクラークは「悪い訳じゃ…」とフォローする。
「いいえ、その通りよ。だって本の中に逃げたほうが楽なんだもの。あなたは何でもお見通しなのね」
クラークは笑って「魔法さ」とおどける。証拠を見せる為にトランプを出し、ラナに一枚ひかせた。それを透視して当てると、ラナは驚いた。
楽しいのに、うしろめたくなってきたラナ。でも、友達と楽しんでいるだけよね、と思いなおし、テレビをつけた。ニュースが流れ、偶然スモールビルで起きた殺人事件の事をやっていた(何とありがちな…!)。警察はショーンの行方を追っているという。クロエが危ない。クラークは車を止めてと運転手に言った。
続く。
温もりを奪う男②へどうぞ。
クレーター湖の畔で高校生がパーティーをしている。あちこちで焚火が焚かれ、カップル(死語?)だらけだ。
クラークとクロエも来ていた。クロエが来たいと言い出したのだ。凍えるくらい寒いというクロエに対し、そう寒く感じないクラーク。我慢できないクロエは焚火にあたる事にした。
男がクロエの隣に座った。アメフト部のショーンだ。ショーンは歯の浮くようなセリフでクロエを口説く。クロエはそんなセリフに笑いながらも、まんざらではない様子。ショーンはクロエの電話番号を聞き出すと、「明日、必ず電話するよ」とアメフト部員達とキャッチボールしに行ってしまった。
入れ替わりにクラークが来て、「ショーンは女好きだぞ。やめとけ」とアドバイス。クロエも「大丈夫よ。そんな気はないわ」と笑う。
アメフト部員達は湖の近くでキャッチボールをしていた。湖は凍っている。ホイットニーの投げたボールをショーンが受け損ね、湖の方へ。その時ピザが届き、「先に行っててくれ」と言うショーンを残して皆はピザの所へ。ショーンは滑る湖面をおそるおそる歩く。ボールを掴み、戻ろうとすると、氷が割れて落ちてしまった。もがくショーン。氷の下に入ってしまい、氷も割れない。ほかの部員達も「女のとこにでも行ったか」と気にする様子はない。力尽きたショーンは、緑色に光る湖底に沈んでいった…。
次の日の朝、湖面には凍ったボールが。その下から拳で氷を割り、脱出するショーン。湖から上がり、まだ燃えている焚火にあたる。顔は真っ青だ。ショーンが深く息を吸うと、炎の熱が口の中へ入っていく。顔色も急に良くなった。元気になったショーンは帰った。焚火は炎の形のまま凍っていた。
朝、ケント夫妻が家計簿をつけていた。赤字でまた銀行から借金しないとやっていけない様子。それを聞いていたクラークが「また借金?僕が稼ぐよ。高校を辞めてスポーツ選手になる。契約金で大金が稼げるよ」と冗談を言った。マーサは「有名選手になる前に遅刻しないで学校へ行きなさい」とたしなめる。クラークはニカッと笑い、スーパースピードで学校へ行った。
学校の保健室ではショーンが寒そうに体を震わせ、体温計を口にくわえていた。顔色も真っ青だ。先生が体温計を見てみると、2℃だった。「壊れてるのかしら?もう一度計ってみて」とショーンに渡し、おでこに手をあてる。その手をショーンが掴むと、みるみるショーンの顔色が良くなった。逆に先生は寒気がしてきた。「ありがとう、先生。なんだかすっかり良くなったよ」とショーンは保健室を出た。
ケント農場にレックスが訪れた。アーティーチョークを30個買いに来たのだ。農家の人を招いて食事会をするらしい。
「資金面で提案をしたいんです。ご主人が僕の事を嫌っているのは知っています。でも、提案だけでも聞いて欲しいんです」というレックスの言葉に首を横に振るマーサ。
「あなたが嫌いなんじゃなくて、ルーサー家の事を良く思ってないのよ」
「それを僕が変えてみせます」ハッキリ言うレックスに押され、マーサは思わず首を縦に振る。それを見てレックスは帰った。
町にある喫茶店で、ラナはメトロポリスでやる展覧会のパンフレットを見ていた。ホイットニーが誘ったのだ。そこにレックスが来た。ラナが展覧会の事をレックスに言うと、レックスは「君は相手を間違ってる」と言う。ラナは顔をしかめる。ホイットニーが現れたので、レックスは席をはずした。
「やあ、ラナ。どうしたんだ?」
「明日行く展覧会のパンフレット見てたの」
それを聞いてキョトンとするホイットニー。約束を忘れて友達と有料チャンネルで試合を見る約束をしてしまったのだ。お金も払っているので断れない。
ラナは怒るが、「仕方ないわ、またの機会に」とホイットニーを許す。ホイットニーは「来週必ず行こう」と約束し、帰った。
ラナはホイットニーを見送ると、近くに座っていたレックスと目が合った。レックスはニヤリと笑い、席を立ち、店を出た。
クラークが町を歩いていると、喫茶店にラナがいるのを見つける。しばらく見ていると、レックスが話しかける。
「ラナは明日、フリーだぞ。思い切ってデートに誘ってみろ。レディオヘッドのライブにでも」
「ラナには彼氏がいる」
「結婚してるわけじゃない」
「OKしてくれたら?」
「俺がチケットをやる」そう言って胸ポケットからチケット2枚取り出した(つーか何で持ってんだ)。そこまでするレックスに、クラークは戸惑う。レックスに言わせると、クラークは弟みたいなもんだから、手ほどきをしてやってるんだとか。
60秒以内に誘えば、高級車もつけてやるぞ、とけしかけるレックス。クラークは意を決してチケットを受け取り(奪い?)、喫茶店に入る。
クラークは必死にさりげなさを装いながら、ラナをライブに誘う。レディオヘッドにはラナも関心を示した。だが、「二人で行く」というのに躊躇したラナ。クラークは慌てて「友達として!」と強調する。ラナは少し考えた後、「ええ、喜んで。ありがとうクラーク」と答えた。(すんごく)嬉しそうなクラーク。
店を出たクラークは、学校に戻りクロエとピートに報告する。祝福してくれる二人。その時、ショーンが寒そうに学校から出てきた。クロエを見つけると、「これから時間ない?」と誘った。が、クロエは新聞を仕上げなければならなかった。それを聞くと、ショーンは元カノのジェンナを誘いに行ってしまった。少しガッカリするクロエ。
「ちょっと時間ないって言っただけで他の子に行っちゃうんだ」
そう言うクロエにピートは肩を抱いて慰めた。ショーンはジェンナとどこかへ行ってしまった。
部屋でシャワーを浴びるジェンナ。ショーンもバスルームに入ってきたが、カーテンの向こうで息を荒くしているばかりで入って来ない。
「ショーン?一緒にシャワー浴びない?温まるわよ」とジェンナが言うと、ショーンがカーテンを開けた。ショーンの顔は異常な程真っ青で、それを見たジェンナが悲鳴を上げる。逃げようとするが、滑って転んでしまう。ショーンはジェンナの肩を掴み、キスをした。すると、ジェンナはみるみる凍ってしまい、かわりにショーンは普通の顔色を取り戻した。
カチカチに凍ったジェンナを倒すと、ジェンナは割れてしまった。
マーサはジョナサンをレックスの食事会に誘う。が、ジョナサンは固くなに断る。説得を続けるマーサ。そこにクラークが上機嫌で帰ってきた。不思議がる両親に、「友達とライブに行くんだ」と嬉しそうなクラーク。その相手を聞くと、両親は上機嫌の訳を納得した。
ショーンは自分の部屋で女の子に電話をかけまくっていた。また寒くなってきたのだ。電話をかけながらマッチを擦るが、たちまち凍ってしまう。何人かに断られ、あても無くなってしまったショーンは、受話器を叩き付け、手をこすり合わせた。ふと手を見ると、クロエに書いてもらった電話番号が(手を洗え)。
クロエはクラークの家にいた。ライブに来ていく服をアドバイスする為だ。
「これはどう?」クラークはグレーのチェックのシャツをあてる。
「それダサイ。他にないの?」厳しいクロエ。クラークは他の服を探しに行った。その時、クロエの携帯が鳴った。ショーンからだった。今夜、新聞部の部室でコーヒーを飲む約束をした。
クロエはクラークに報告。クラークはいい顔をしない。さっきジェンナと二人でどこかへ行くのを見たからだ。でもクロエは気にしてない様子だ。
まだ服を洗濯カゴから探しているクラーク。クロエは青のシャツを取り出して「クラークには青(スーパーマン絡みだなー)が似合う」と薦めた。
夜、ジョナサンとマーサがレックスの食事会(ジョナサンが折れたらしい)に行くと、そこには誰もいなかった。ジョナサン夫妻以外は呼ばれてなかったのだ。ジョナサンは帰ろうとするが、マーサの視線が痛い。話だけでも聞く事にした。
クラークとラナはレックスの手配したリムジンに乗り、ライブ会場へ。車内ではクラークが珍しそうにあちこちかまっている。楽しそうに話す二人。
「本に逃げるより楽しいだろ?」クラークは言った。「君は、子供の頃から悲しい事があると読書に逃げてたよね」図星を付かれて言葉を無くすラナ。
慌てたクラークは「悪い訳じゃ…」とフォローする。
「いいえ、その通りよ。だって本の中に逃げたほうが楽なんだもの。あなたは何でもお見通しなのね」
クラークは笑って「魔法さ」とおどける。証拠を見せる為にトランプを出し、ラナに一枚ひかせた。それを透視して当てると、ラナは驚いた。
楽しいのに、うしろめたくなってきたラナ。でも、友達と楽しんでいるだけよね、と思いなおし、テレビをつけた。ニュースが流れ、偶然スモールビルで起きた殺人事件の事をやっていた(何とありがちな…!)。警察はショーンの行方を追っているという。クロエが危ない。クラークは車を止めてと運転手に言った。
続く。
温もりを奪う男②へどうぞ。
ヤングスーパーマン1-4 透視能力②
「透視能力①」からの続き。ネタバレです!
夜、納屋でボール型の貯金箱をじっと見つめて、透視訓練をするクラーク。そこにラナがやってきた。
「ティナの事聞いた?ロッカーに札束があったんだって」
「ほ…ホント?」とぼけるクラーク。
「さっき同居を申し込まれたけど、遠回しに断ったわ。実はネル叔母さんと冷戦中で」ラナが話し始めた。「ネル叔母さんは本当の私を見てくれないの。周囲が期待してる私と、本当の私は違う」
クラークはラナと向かい合う。「その気持ち、わかるよ」
「だからここに来たの。本当の私を見てくれるのはあなただけよ」ラナはそう言ってクラークにキスをした。クラークは最初ビックリするものの、誘惑に勝てず流れに身をまかす。
キスを終えてクラークが目を開けると、ラナではなくティナだった。変身していたのだ。
ティナは匿名の生徒がクラークだと気づいたのだ。
「通報したわね…私の邪魔をしないでよ!」とクラークを突き飛ばした。
クラークは壁の板を突き破り、下にあった車に落ちた。フロントガラスが粉々に割れた。それを見届けたティナは、ゆっくり去っていった。
ジョナサンとマーサも駆け付け、探してみたがティナはもういなかった。ティナは隕石の影響で誰にでも変身でき、クラークを突き飛ばせる程の怪力がある。見破れるのはクラークしかいない。
次の日、新聞部ではクロエがパソコンで新聞を仕上げていた。そこへラナが来た。クロエとラナは顔見知り程度だ。クロエはラナの事はあんまり良く思ってない様子。ラナは、自分のやりたい事をやっているクロエを偉いと思っている。
ラナが新聞部へ来たのは、母親の卒業スピーチの記録を見る為だ。クロエに探してもらう。
クロエは頼まれた卒業スピーチを探した。だが、その年のスピーチは議論を呼ぶものであった為、学校新聞の紙面には掲載しないと書かれてあった。好奇心をかきたてられるクロエ。調べる事にした。
レックスの家では、10万ドル用意したレックスがロジャー・ニクソンを待っていた。そこへ現れたロジャーは、金を受け取るとさっさと出て行こうとした。が、レックスが反撃に出る。ロジャーがこの部屋から出れば、お前を消すと言うのだ。と言っても殺す訳ではない。運転免許証、パスポート、社会保険番号、銀行口座を全て消し、ロジャー・ニクソンという存在を全て消し去るという訳だ。
最初ははったりだろう、と本気にしなかったロジャーだが、銀行口座がまだあるか確認しようと、携帯電話をかけようとして繋がらなかったので焦りだす。もちろん携帯電話を繋がらなくしたのはレックスだ。
「安心しろ。新しい肩書きを用意してやる。殺人犯か、麻薬の売人か…どっちにしても全て失う」本気だと悟ったロジャーは、金を返す。だが、それだけでは済まされなかった。レックスの情報の仕入れ先であるロジャーの弟の事も知っていたレックスは、逆にロジャーを脅し始めた。ロジャーをある部屋に連れて行く。
ついた部屋には真ん中にはポツンとポルシェが置いてある。四方をライトで照らしてある。クラークと最初に出会った(衝突した?)時の壊れたポルシェだ。レックスは何故あんな状態で助かったのか知りたがっていた。それをロジャーに調べるよう命じた。
クラークは家のポーチでまた透視訓練をしていた。今度はレックスに貰った鉛の小箱だ。足音がしたので顔を上げると、足音の主はラナだった。またティナなのか…。ポカンとラナを見るクラーク。
「クラークどうしたの?顔に何かついてる?」
「ごめん、何でもない。誰かと思って」変な返事をするクラークに、お邪魔なのかと帰ろうとするラナ。クラークは慌ててラナを引き留める。
ラナはジョギングの帰り、家に帰りたくなくてクラークの家に寄ったのだ。ラナは母親の日記の事をクラークに話す。
「日記を読んでみると、ママも私と同じ気持ちだったの。それって嬉しい事なんだけど、怖くもなったわ。ママに見透かされてるみたいで…。」
「日記だけでも、ある君がうらやましいよ」
「本当のご両親を捜した事はないの?」
「一度もない。遠くにいると思うから」空を見上げるクラーク。そして「探してるものが見つかるといいね」とラナを励ました。
次の日、学校で壁にもたれているラナ。ホイットニーを待っていた。ホイットニーが来ると、妙にベタベタするラナ。いつもの感じと違うラナに戸惑うホイットニー。しかしお色気モードですっかり騙される。
「ねえ、上着を貸してくれる?寒いの」
「ああ、いいとも」ホイットニーは上着をラナにかけてあげる。次の日のテストの為、ホイットニーは先に帰る。
見送った後、振り返るラナ。ではなく、ティナだった。何か企んでいるような顔だ。
クラークはピートを骨董品店に連れていく。行く途中でティナの変身能力の事を話す。店に着くと、閉まっていて誰もいない。クラークは店の中を透視する。すると、クローゼットの中に誰かが入っている。「嫌な予感がする」とクラークはピートと店の中へ入る。そしてクローゼットを開けると、ティナの母親の遺体が出てきた。
「何で分かったんだよ」と言うピートに、「扉を透かして見たんだよ」と真実を告げるクラーク。もちろんピートは信じない。「こんな時に冗談を言うなよ」と怒る。
店の中を見回すと、ラナのサインがずらりと書いてある紙が置いてあるのに気付いた。
「ラナへの憧れが一線を越えたみたいだ」ラナになりすます気だ。クラークは急いでラナを捜しに行く。
夜、ラナは両親のお墓に来ていた。日記の事を話している。
ホイットニーがラナを探してきていた。
「ホイットニー。今、両親と話してたの」と言うラナに
「もう死んでるのに?」と冷たいホイットニー。「自分が恵まれている事を自覚しろよ。不幸だなんて言わせない。親はもう生き返らない。いい加減目を覚ませ」
「ひどいわ、何て事言うの」ホイットニーの言葉に傷つくラナ。
「お前には今の人生はもったいない」そう言うと、ホイットニーはみるみるティナに変わっていく。「私が貰う」
ティナがラナの首を締める。ラナは倒れ、ネックレスがティナの手に。
クラークがラナを探して墓地へ来た。そこにはホイットニーに化けたティナがいた。ホイットニーはラナのネックレスを上着のポケットに入れる。クラークはホイットニーが近づいて来た事により、力を奪われる。ホイットニーはクラークを棒で殴る。ティナだと気付くクラーク。だがネックレスがあるので力が出ない。
母親を殺した事もバレたティナは、熱くなって上着を脱ぐ。クラークに力が戻る(出来すぎやなー)。怪力のティナと互角に戦う。周りの墓石をなぎ倒し、クラークがティナを投げ飛ばす。ティナは木に頭をぶつけ、気絶してしまった。
クラークはまわりを透視してラナを探すと、建物の中にある棺に閉じ込められているラナを見つけた。ラナの動きが止まったのが見えたクラークは、急いで建物の扉を剥がし、棺の蓋を殴り壊してラナを抱え上げて連れ出した。
警察や救急車も来て、一段落した時、事件の事を聞いたクロエが来た。ラナにテープを渡す。テープには「77年度卒業スピーチ」と書いてある。ラナの母親の卒業スピーチを見つけたのだ。どうやって見つけたかは企業秘密らしい。
「クロエ、ありがとう」ラナは嬉しそうだ。「いいのよ」クロエはそう言って帰った。
ホイットニーが心配して駆け付けた。抱き合う二人をせつなそうに見つめるクラーク。そこに来ていたマーサは「クラークはラナが好きなのね」と気づく。ラナとホイットニーが家の中に入った後も、透視してまだ見るクラーク(だからやめとけっての)。二人はキスをして抱き合った。見ていられなくなったクラークは目をそらす(それ見たことか)。
「母さんは、透視できたらどうする?」
マーサはクラークを見つめながら「目を閉じるわ」と答えた。ふっと笑うクラーク。
後日、ラナは車で母親のスピーチのテープを聞いた。内容は…今はラナだけが知っている。
夜、納屋でボール型の貯金箱をじっと見つめて、透視訓練をするクラーク。そこにラナがやってきた。
「ティナの事聞いた?ロッカーに札束があったんだって」
「ほ…ホント?」とぼけるクラーク。
「さっき同居を申し込まれたけど、遠回しに断ったわ。実はネル叔母さんと冷戦中で」ラナが話し始めた。「ネル叔母さんは本当の私を見てくれないの。周囲が期待してる私と、本当の私は違う」
クラークはラナと向かい合う。「その気持ち、わかるよ」
「だからここに来たの。本当の私を見てくれるのはあなただけよ」ラナはそう言ってクラークにキスをした。クラークは最初ビックリするものの、誘惑に勝てず流れに身をまかす。
キスを終えてクラークが目を開けると、ラナではなくティナだった。変身していたのだ。
ティナは匿名の生徒がクラークだと気づいたのだ。
「通報したわね…私の邪魔をしないでよ!」とクラークを突き飛ばした。
クラークは壁の板を突き破り、下にあった車に落ちた。フロントガラスが粉々に割れた。それを見届けたティナは、ゆっくり去っていった。
ジョナサンとマーサも駆け付け、探してみたがティナはもういなかった。ティナは隕石の影響で誰にでも変身でき、クラークを突き飛ばせる程の怪力がある。見破れるのはクラークしかいない。
次の日、新聞部ではクロエがパソコンで新聞を仕上げていた。そこへラナが来た。クロエとラナは顔見知り程度だ。クロエはラナの事はあんまり良く思ってない様子。ラナは、自分のやりたい事をやっているクロエを偉いと思っている。
ラナが新聞部へ来たのは、母親の卒業スピーチの記録を見る為だ。クロエに探してもらう。
クロエは頼まれた卒業スピーチを探した。だが、その年のスピーチは議論を呼ぶものであった為、学校新聞の紙面には掲載しないと書かれてあった。好奇心をかきたてられるクロエ。調べる事にした。
レックスの家では、10万ドル用意したレックスがロジャー・ニクソンを待っていた。そこへ現れたロジャーは、金を受け取るとさっさと出て行こうとした。が、レックスが反撃に出る。ロジャーがこの部屋から出れば、お前を消すと言うのだ。と言っても殺す訳ではない。運転免許証、パスポート、社会保険番号、銀行口座を全て消し、ロジャー・ニクソンという存在を全て消し去るという訳だ。
最初ははったりだろう、と本気にしなかったロジャーだが、銀行口座がまだあるか確認しようと、携帯電話をかけようとして繋がらなかったので焦りだす。もちろん携帯電話を繋がらなくしたのはレックスだ。
「安心しろ。新しい肩書きを用意してやる。殺人犯か、麻薬の売人か…どっちにしても全て失う」本気だと悟ったロジャーは、金を返す。だが、それだけでは済まされなかった。レックスの情報の仕入れ先であるロジャーの弟の事も知っていたレックスは、逆にロジャーを脅し始めた。ロジャーをある部屋に連れて行く。
ついた部屋には真ん中にはポツンとポルシェが置いてある。四方をライトで照らしてある。クラークと最初に出会った(衝突した?)時の壊れたポルシェだ。レックスは何故あんな状態で助かったのか知りたがっていた。それをロジャーに調べるよう命じた。
クラークは家のポーチでまた透視訓練をしていた。今度はレックスに貰った鉛の小箱だ。足音がしたので顔を上げると、足音の主はラナだった。またティナなのか…。ポカンとラナを見るクラーク。
「クラークどうしたの?顔に何かついてる?」
「ごめん、何でもない。誰かと思って」変な返事をするクラークに、お邪魔なのかと帰ろうとするラナ。クラークは慌ててラナを引き留める。
ラナはジョギングの帰り、家に帰りたくなくてクラークの家に寄ったのだ。ラナは母親の日記の事をクラークに話す。
「日記を読んでみると、ママも私と同じ気持ちだったの。それって嬉しい事なんだけど、怖くもなったわ。ママに見透かされてるみたいで…。」
「日記だけでも、ある君がうらやましいよ」
「本当のご両親を捜した事はないの?」
「一度もない。遠くにいると思うから」空を見上げるクラーク。そして「探してるものが見つかるといいね」とラナを励ました。
次の日、学校で壁にもたれているラナ。ホイットニーを待っていた。ホイットニーが来ると、妙にベタベタするラナ。いつもの感じと違うラナに戸惑うホイットニー。しかしお色気モードですっかり騙される。
「ねえ、上着を貸してくれる?寒いの」
「ああ、いいとも」ホイットニーは上着をラナにかけてあげる。次の日のテストの為、ホイットニーは先に帰る。
見送った後、振り返るラナ。ではなく、ティナだった。何か企んでいるような顔だ。
クラークはピートを骨董品店に連れていく。行く途中でティナの変身能力の事を話す。店に着くと、閉まっていて誰もいない。クラークは店の中を透視する。すると、クローゼットの中に誰かが入っている。「嫌な予感がする」とクラークはピートと店の中へ入る。そしてクローゼットを開けると、ティナの母親の遺体が出てきた。
「何で分かったんだよ」と言うピートに、「扉を透かして見たんだよ」と真実を告げるクラーク。もちろんピートは信じない。「こんな時に冗談を言うなよ」と怒る。
店の中を見回すと、ラナのサインがずらりと書いてある紙が置いてあるのに気付いた。
「ラナへの憧れが一線を越えたみたいだ」ラナになりすます気だ。クラークは急いでラナを捜しに行く。
夜、ラナは両親のお墓に来ていた。日記の事を話している。
ホイットニーがラナを探してきていた。
「ホイットニー。今、両親と話してたの」と言うラナに
「もう死んでるのに?」と冷たいホイットニー。「自分が恵まれている事を自覚しろよ。不幸だなんて言わせない。親はもう生き返らない。いい加減目を覚ませ」
「ひどいわ、何て事言うの」ホイットニーの言葉に傷つくラナ。
「お前には今の人生はもったいない」そう言うと、ホイットニーはみるみるティナに変わっていく。「私が貰う」
ティナがラナの首を締める。ラナは倒れ、ネックレスがティナの手に。
クラークがラナを探して墓地へ来た。そこにはホイットニーに化けたティナがいた。ホイットニーはラナのネックレスを上着のポケットに入れる。クラークはホイットニーが近づいて来た事により、力を奪われる。ホイットニーはクラークを棒で殴る。ティナだと気付くクラーク。だがネックレスがあるので力が出ない。
母親を殺した事もバレたティナは、熱くなって上着を脱ぐ。クラークに力が戻る(出来すぎやなー)。怪力のティナと互角に戦う。周りの墓石をなぎ倒し、クラークがティナを投げ飛ばす。ティナは木に頭をぶつけ、気絶してしまった。
クラークはまわりを透視してラナを探すと、建物の中にある棺に閉じ込められているラナを見つけた。ラナの動きが止まったのが見えたクラークは、急いで建物の扉を剥がし、棺の蓋を殴り壊してラナを抱え上げて連れ出した。
警察や救急車も来て、一段落した時、事件の事を聞いたクロエが来た。ラナにテープを渡す。テープには「77年度卒業スピーチ」と書いてある。ラナの母親の卒業スピーチを見つけたのだ。どうやって見つけたかは企業秘密らしい。
「クロエ、ありがとう」ラナは嬉しそうだ。「いいのよ」クロエはそう言って帰った。
ホイットニーが心配して駆け付けた。抱き合う二人をせつなそうに見つめるクラーク。そこに来ていたマーサは「クラークはラナが好きなのね」と気づく。ラナとホイットニーが家の中に入った後も、透視してまだ見るクラーク(だからやめとけっての)。二人はキスをして抱き合った。見ていられなくなったクラークは目をそらす(それ見たことか)。
「母さんは、透視できたらどうする?」
マーサはクラークを見つめながら「目を閉じるわ」と答えた。ふっと笑うクラーク。
後日、ラナは車で母親のスピーチのテープを聞いた。内容は…今はラナだけが知っている。
ヤングスーパーマン1-4 透視能力①
ネタバレです!
レックス・ルーサーが銀行に入った。肩には赤いリュックをかけている。
支店長らしき人物がレックスに声をかける。
「ルーサー様、ご用件を伺います」
「口座を解約したい。全部、現金で」
解約して欲しくない支店長は大慌て。色々言ってみるものの、効果なしだった。
「ではこちらにご署名を」
「もちろんだ」レックスはサインする。
支店長は契約時に書いてもらったレックスのサインと照合する。が、筆跡まったく違う。
顔をしかめてレックスを見る支店長。ニッコリ笑うレックス。
「ルーサー様。運転免許証を拝見できますか?」
少し動揺した様子を見せるレックス。「何故だ?」
「ご署名が一致しないので拝見したいのです」
「本人がこうして来てるだろう」
レックスは怒りながらリュックを机の上に置く。
「銀行の規則でして」
にこやかに対応する支店長。レックスはリュックから銃を取り出して支店長の方に向けた。
「このカバンに金をつめろ!」
何とレックスが銀行強盗!
金の入ったリュックを肩にかけ、銃を持ったまま銀行を飛び出すレックス。通行人はビックリして騒ぐ。レックスは走って逃げた。その先にはクラークがいた。向こうから走りながらやってくるレックスを捕まえる。
「レックス。何かあったの?」
「邪魔するな!」とレックスはクラークを突き飛ばす。クラークは道沿いのショーウィンドーに突っ込む。
面くらってレックスを見ると、何故かレントゲンの様に全てが透けて見えた。レックスの体の骨に緑色のものが見えた。その見え方は1~2秒で収まった。倒れたまま呆然とするクラーク。
次の日、一軒の骨董店。店主(女性)が赤いリュックを持って二階にあがる。
二階に上がりきると、部屋から若い女の子が出てきた。
「ティナ。これは何?」
店主は母親のようだ。リュックから札束を出す。
「昨日の銀行強盗はあなたなの?」顔をこわばらせる母親。
「違うわよ」と言うとティナは、どんどん顔が変わっていく。レックスそっくりになった。
「レックス・ルーサーがやったのよ」ティナは姿を自在に変えられるらしい。母親も知っていた。
お金を返そうとする母親と、犯人が自分とはバレないというティナとの間でもみあいになり、母親は誤って階段から落ちてしまう。
「ママ!」ティナが駆けつけると、母親は死んでいた。救急車を呼ぼうとするが、考え直してやめてしまった。
次の日、銀行強盗の件が新聞に載った。レックス・ルーサーが10万ドルを奪って逃走したと。ケント家でもその話をしていた。そこへレックスがやってきた。事件の時、メトロポリスで仕事に行っていて、アリバイがあったので、逮捕はされていなかった。現場の指紋やサインの字体もレックスのものではない。
「クラーク、誓って僕は犯人じゃないぞ」
「分かってる。犯人なら覆面くらいするよ」
そう言って笑うクラーク。
学校で体育の授業中。ロープをよじ登っている生徒達。順番をまっているクラークはラナによそ見。
女子生徒は更衣室へ移動中だ。
突然頭痛に襲われるクラーク。こめかみに手をあて、顔を歪ませる。
「ケント!授業が退屈か?」その様子を見ていた先生が話しかける。
「いえ、すみません。頭痛がして」
「運動不足だ(心配しろよ)。さあ、次はお前とロス(ピート)だ」
ロープ登りをするクラークとピート。勝ったのはピートだ。
「やったね!僕の勝ち」
少し遅れてクラークも登りきり、ピートを見てビックリ!ピートの姿が透けて見えたのだ。皮膚がない状態のようなピートを見つめるクラーク。
「おい、クラーク。大丈夫か?」
そうピートが言った途端、クラークは手を滑らせて床にまっさかさま。背中から落ちてしまった。痛そうな顔をして起き上がると、またしても透視をしてしまう。今度は壁。壁の向こうは女子更衣室だ。
目がおかしのか?と瞬きをするクラーク。だがまだ見える。するとラナがタオルを体に巻いて現れた。ビックリしつつも目がそらせないクラーク。ラナが後ろを向き、タオルを取った。その様子をクラークはニヤニヤしながら見ていた。
放課後、家に帰ったクラークは透視の事を両親に話した。
「訓練すればコントロールできるのでは?」という両親のアドバイスに、動揺しているクラークは「どうやるんだよ?簡単に言わないでよ!」と怒って居間を出ていってしまった。
ラナの家にティナが来た。ラナは車庫掃除をしていた。
ティナはラナが完璧な人生を送っていると思い込んでいる。「ねえラナ。私たち姉妹ならいいのに。ママに何かあったら、ネル叔母さん引き取ってくれるかな」
「ティナ、何いってるの?」心配するラナ。
マーサと買い物に出たクラーク。
一人で先に歩いていると、頭痛で足が止まった。透視能力の前ぶれだ。周りがレントゲン状態になる。すると、骨に緑色の何かがある体が店に入っていく。銀行強盗の時のレックスと同じだ。透視が収まると、見えたのはティナだった。
「また起きたの?」心配して駆けつけるマーサ。帰らせようとするが、まだ骨董品店に用事があるので、行く事にした。
骨董品店へ入ると、死んだはずのティナの母親が現れた。
「クラークのお母さ…いえ、マーサ、いらっしゃい」
二人が少し世間話をしていると、クラークは「外で待つ」と店を出た。
「修理に出したランプを取りにきたの」
「ランプ?…ああ、あれね。裏にあるの。待ってて」と席をはずす母親。
その間店の中を見るマーサ。鏡を見つけ、少し下に傾ける。すると、チェストの下に何かあるのが鏡に映った。マーサはチェストに向かい、かがんで「何か」を拾う。札束だった。
「まだ修理が終わってなくて…」母親が戻ってきた。札束を見てギクリとする。
「ここに落ちてたわよ」お金を渡すマーサ。
「私ってバカね、それはお客の支払いよ。探してたの」言い訳をする母親。
「大金じゃない!気をつけないとね」
「ランプは来週まで待っててくれる?」
「分かったわ。じゃあ」とドアに向かうマーサ。母親はマーサのバッグから車のキーを盗む。
「マーサ、バッグを忘れてるわ」
「あら、お互いうっかりしてるわね」
マーサが店を出た後、閉店のプレートを出す母親。振り向くとティナに変わっていった。
店を出たマーサが歩いていると、車がマーサのいる歩道に突っ込んできた。運転しているのはクラークだ。マーサが間一髪でよけると、車は車道に戻り、走り去った。
その直後にクラークがマーサの所に駆け付けた。困惑するマーサ。
家に戻った二人。マーサはジョナサンに説明した。
「どういう事なんだ?犯人は何故車のキーを持ってた?」
「わからないわ。骨董品店に行って…」話の途中で止めるマーサ。
「何かあったの?」と尋ねるクラーク。
「実はローズ(ティナの母親)の様子が変だったの。それにチェストの下に札束が落ちてたわ。しかもスモールビル銀行の帯封がしたままだったの。お客の支払いだと言ってたけど…」
「銀行強盗ってこと?」
「そう思ったわ」
「ローズがクラークに変身して君を襲った?」
「バカげてるわよね」
それを聞いていたクラークは何かを思い出す。
「バカげてないよ。透視で見た時、ティナの骨は奇妙な緑色だった。周りにいる人たちとは違ってたよ」
「それはティナは生まれた時骨軟化症だったからよ。実験段階の薬を試したって言ってたわ。小学校に上がるまで生きられないって言われてたのよ。でも3歳あたりから良くなったの」
「この町に隕石が落ちたころだ!」
ティナは隕石によって何かの力を得たらしい、と気付いた三人。クラークが自由に透視できれば、ティナかどうか分かる。訓練開始だ。
ラナは車庫掃除の途中、古いダンボール箱を見つける。ラナの母親の物だ。中にはポンポン、チアガールの衣装…そして、ノートがあった。それを読むラナ。
一方、ネルはケーキを作っていた。そこへラナが怒りながら入ってきた。手にはさっきのノート。
「ママの事、ウソついてたのね!」とノートをテーブルに叩きつけ、出ていった。
コーヒーを買いに言ったレックスが車に戻ると、レックスの車に男が座っていた。ロジャー・ニクソンという記者だ。
銀行強盗がキッカケでレックスを調べ、「クラブ・ゼロの件(詳しくはあとのエピソードに出てきます。ここではこの言葉だけ)」でゆすりにきたのだ。10万ドルで手を打つと言う。
「24時間だけ待つよ」と名刺を渡すロジャー。レックスは名刺を受け取ると、早々に車を出した。
夜、ラナが家につくと、ネルがポーチで待っていた。
さっきのノートはラナの母親が17歳の時に書いた日記だった。
ラナはネル叔母さんから聞いた母親の話と、日記の内容が違っていたのに怒っていたのだ。
母親はスモールビルで幸せに暮らしてたんじゃなく、スモールビルを出たがっていた。「母親がやっていたから」とラナが入っていたチアリーディングも、母親は辞めたがっていたのだ。ラナは母親を目標にしていたが、それは架空の人物だったのだ。
落ち込むラナにネルが話しかけた。
「誰にでも浮き沈みはあるわ。あの日記は断片でしかないの。あなたのママは学年一の美人で、成績もトップだった。卒業スピーチもしたのよ。聞かせたかったわ」
「ママは何て言ったの?」
「18年間我慢してたのね。‘スモールビルでは窒息しそうだった’って。出だしはよく覚えてるわ。‘私のできなかったことを、子供たちに託したい’」
そう言ってネルは家に入った。
次の日の朝、学校の廊下で壁にもたれかかっているティナ。それを少し離れた場所からじっと見つめるクラーク。透視しようとしてるのだ。ピートとクロエがクラークに声をかける。
「おーい、クラーク!どうかしたか?」
「ティナをどう思う?」二人に尋ねるクラーク。
「異常なほどラナに憧れてるよな」
「そうね、まるでラナのクローンみたいよね」
クラークの質問に答えた二人は先に教室へむかった。
再び透視しようとするクラーク。ティナが気づいてクラークを睨む。クラークはさっと目をそらしてその場を離れた。
教室からラナとホイットニーが出てきた。ティナはラナを待っていたのだ。ホイットニーはまた現れた、と呆れる。
「このセーターどう?」ティナがラナに聞いた。
「かわいい。私も持ってるわ」
「知ってる。だって同じ店で買ったんだもん」
それを聞いたホイットニーは呆れて言った。
「よくそこまでやるよな。じゃあ、俺は行くよ」ラナとティナが二人になった。ティナはおかまいなしに話し続ける。
「ラナ、お願いがあるの。ママがメトロポリスで働くことになったんだけど、私は残りたいの。ラナの家で同居させてもらえないかしら。もちろんお金は払うわ」
突然のお願いに戸惑うラナ。しまいには馬を買って一緒に乗馬したいとまで言う始末。
「分かったわ、しばらく考えさせて。叔母さんにも聞いてみなくちゃ。都合もあるだろうし…」
「きっと賛成するわ!喜んでくれないの?私たち姉妹になれるのに」
強引なティナに引くラナ。
「それっていい事かしら」
ラナが言うと、ティナが怒り出した。
「ウソだったんだ。友達面しといて今になって知らん振り?」
「ティナ、落ち着いて」戸惑うラナ。
「いいよって言ってくれると思ってた!もういい!」
ティナは行ってしまった。訳が分からない、といった感じのラナ。
ティナは自分のロッカーへ行き、ロッカーに荷物をしまい、学校を出た。クラークはティナが出たのを確認し、ティナのロッカーを透視しようと頑張る。やっとコントロールに成功し、ロッカーの中を見ることができた。喜ぶクラーク。中には赤いリュック。さらに透視すると、いくつもの札束が入っていた。
「クラーク!」いきなり呼ばれてビックリしたクラークが振り向くと、ティナがいた。
「さっきから何の用?ジロジロ見て!」怒るティナ。クラークは「何でもない、ごめん」とそそくさ帰る。
家に帰ったクラークは、早速両親に報告した。透視能力がコントロールできた事と、ティナのロッカーにあった札束の事を。
一方ティナは、骨董品店でラナ・ラングのサインを練習していた。ふと外に目をやると、二人の警官がこちらにやってくるのが見えた。ティナは急いで母親に変身し、店を出て警官と話をした。
スモールビル銀行から奪われた金が、ティナのロッカーから見つかったので、ティナを探しているという。生徒からの匿名情報で分かったのだ。
「娘さんが帰ってきたら、署の方へ来てください」警官は帰った。
続く。
透視能力②へどうぞ。
レックス・ルーサーが銀行に入った。肩には赤いリュックをかけている。
支店長らしき人物がレックスに声をかける。
「ルーサー様、ご用件を伺います」
「口座を解約したい。全部、現金で」
解約して欲しくない支店長は大慌て。色々言ってみるものの、効果なしだった。
「ではこちらにご署名を」
「もちろんだ」レックスはサインする。
支店長は契約時に書いてもらったレックスのサインと照合する。が、筆跡まったく違う。
顔をしかめてレックスを見る支店長。ニッコリ笑うレックス。
「ルーサー様。運転免許証を拝見できますか?」
少し動揺した様子を見せるレックス。「何故だ?」
「ご署名が一致しないので拝見したいのです」
「本人がこうして来てるだろう」
レックスは怒りながらリュックを机の上に置く。
「銀行の規則でして」
にこやかに対応する支店長。レックスはリュックから銃を取り出して支店長の方に向けた。
「このカバンに金をつめろ!」
何とレックスが銀行強盗!
金の入ったリュックを肩にかけ、銃を持ったまま銀行を飛び出すレックス。通行人はビックリして騒ぐ。レックスは走って逃げた。その先にはクラークがいた。向こうから走りながらやってくるレックスを捕まえる。
「レックス。何かあったの?」
「邪魔するな!」とレックスはクラークを突き飛ばす。クラークは道沿いのショーウィンドーに突っ込む。
面くらってレックスを見ると、何故かレントゲンの様に全てが透けて見えた。レックスの体の骨に緑色のものが見えた。その見え方は1~2秒で収まった。倒れたまま呆然とするクラーク。
次の日、一軒の骨董店。店主(女性)が赤いリュックを持って二階にあがる。
二階に上がりきると、部屋から若い女の子が出てきた。
「ティナ。これは何?」
店主は母親のようだ。リュックから札束を出す。
「昨日の銀行強盗はあなたなの?」顔をこわばらせる母親。
「違うわよ」と言うとティナは、どんどん顔が変わっていく。レックスそっくりになった。
「レックス・ルーサーがやったのよ」ティナは姿を自在に変えられるらしい。母親も知っていた。
お金を返そうとする母親と、犯人が自分とはバレないというティナとの間でもみあいになり、母親は誤って階段から落ちてしまう。
「ママ!」ティナが駆けつけると、母親は死んでいた。救急車を呼ぼうとするが、考え直してやめてしまった。
次の日、銀行強盗の件が新聞に載った。レックス・ルーサーが10万ドルを奪って逃走したと。ケント家でもその話をしていた。そこへレックスがやってきた。事件の時、メトロポリスで仕事に行っていて、アリバイがあったので、逮捕はされていなかった。現場の指紋やサインの字体もレックスのものではない。
「クラーク、誓って僕は犯人じゃないぞ」
「分かってる。犯人なら覆面くらいするよ」
そう言って笑うクラーク。
学校で体育の授業中。ロープをよじ登っている生徒達。順番をまっているクラークはラナによそ見。
女子生徒は更衣室へ移動中だ。
突然頭痛に襲われるクラーク。こめかみに手をあて、顔を歪ませる。
「ケント!授業が退屈か?」その様子を見ていた先生が話しかける。
「いえ、すみません。頭痛がして」
「運動不足だ(心配しろよ)。さあ、次はお前とロス(ピート)だ」
ロープ登りをするクラークとピート。勝ったのはピートだ。
「やったね!僕の勝ち」
少し遅れてクラークも登りきり、ピートを見てビックリ!ピートの姿が透けて見えたのだ。皮膚がない状態のようなピートを見つめるクラーク。
「おい、クラーク。大丈夫か?」
そうピートが言った途端、クラークは手を滑らせて床にまっさかさま。背中から落ちてしまった。痛そうな顔をして起き上がると、またしても透視をしてしまう。今度は壁。壁の向こうは女子更衣室だ。
目がおかしのか?と瞬きをするクラーク。だがまだ見える。するとラナがタオルを体に巻いて現れた。ビックリしつつも目がそらせないクラーク。ラナが後ろを向き、タオルを取った。その様子をクラークはニヤニヤしながら見ていた。
放課後、家に帰ったクラークは透視の事を両親に話した。
「訓練すればコントロールできるのでは?」という両親のアドバイスに、動揺しているクラークは「どうやるんだよ?簡単に言わないでよ!」と怒って居間を出ていってしまった。
ラナの家にティナが来た。ラナは車庫掃除をしていた。
ティナはラナが完璧な人生を送っていると思い込んでいる。「ねえラナ。私たち姉妹ならいいのに。ママに何かあったら、ネル叔母さん引き取ってくれるかな」
「ティナ、何いってるの?」心配するラナ。
マーサと買い物に出たクラーク。
一人で先に歩いていると、頭痛で足が止まった。透視能力の前ぶれだ。周りがレントゲン状態になる。すると、骨に緑色の何かがある体が店に入っていく。銀行強盗の時のレックスと同じだ。透視が収まると、見えたのはティナだった。
「また起きたの?」心配して駆けつけるマーサ。帰らせようとするが、まだ骨董品店に用事があるので、行く事にした。
骨董品店へ入ると、死んだはずのティナの母親が現れた。
「クラークのお母さ…いえ、マーサ、いらっしゃい」
二人が少し世間話をしていると、クラークは「外で待つ」と店を出た。
「修理に出したランプを取りにきたの」
「ランプ?…ああ、あれね。裏にあるの。待ってて」と席をはずす母親。
その間店の中を見るマーサ。鏡を見つけ、少し下に傾ける。すると、チェストの下に何かあるのが鏡に映った。マーサはチェストに向かい、かがんで「何か」を拾う。札束だった。
「まだ修理が終わってなくて…」母親が戻ってきた。札束を見てギクリとする。
「ここに落ちてたわよ」お金を渡すマーサ。
「私ってバカね、それはお客の支払いよ。探してたの」言い訳をする母親。
「大金じゃない!気をつけないとね」
「ランプは来週まで待っててくれる?」
「分かったわ。じゃあ」とドアに向かうマーサ。母親はマーサのバッグから車のキーを盗む。
「マーサ、バッグを忘れてるわ」
「あら、お互いうっかりしてるわね」
マーサが店を出た後、閉店のプレートを出す母親。振り向くとティナに変わっていった。
店を出たマーサが歩いていると、車がマーサのいる歩道に突っ込んできた。運転しているのはクラークだ。マーサが間一髪でよけると、車は車道に戻り、走り去った。
その直後にクラークがマーサの所に駆け付けた。困惑するマーサ。
家に戻った二人。マーサはジョナサンに説明した。
「どういう事なんだ?犯人は何故車のキーを持ってた?」
「わからないわ。骨董品店に行って…」話の途中で止めるマーサ。
「何かあったの?」と尋ねるクラーク。
「実はローズ(ティナの母親)の様子が変だったの。それにチェストの下に札束が落ちてたわ。しかもスモールビル銀行の帯封がしたままだったの。お客の支払いだと言ってたけど…」
「銀行強盗ってこと?」
「そう思ったわ」
「ローズがクラークに変身して君を襲った?」
「バカげてるわよね」
それを聞いていたクラークは何かを思い出す。
「バカげてないよ。透視で見た時、ティナの骨は奇妙な緑色だった。周りにいる人たちとは違ってたよ」
「それはティナは生まれた時骨軟化症だったからよ。実験段階の薬を試したって言ってたわ。小学校に上がるまで生きられないって言われてたのよ。でも3歳あたりから良くなったの」
「この町に隕石が落ちたころだ!」
ティナは隕石によって何かの力を得たらしい、と気付いた三人。クラークが自由に透視できれば、ティナかどうか分かる。訓練開始だ。
ラナは車庫掃除の途中、古いダンボール箱を見つける。ラナの母親の物だ。中にはポンポン、チアガールの衣装…そして、ノートがあった。それを読むラナ。
一方、ネルはケーキを作っていた。そこへラナが怒りながら入ってきた。手にはさっきのノート。
「ママの事、ウソついてたのね!」とノートをテーブルに叩きつけ、出ていった。
コーヒーを買いに言ったレックスが車に戻ると、レックスの車に男が座っていた。ロジャー・ニクソンという記者だ。
銀行強盗がキッカケでレックスを調べ、「クラブ・ゼロの件(詳しくはあとのエピソードに出てきます。ここではこの言葉だけ)」でゆすりにきたのだ。10万ドルで手を打つと言う。
「24時間だけ待つよ」と名刺を渡すロジャー。レックスは名刺を受け取ると、早々に車を出した。
夜、ラナが家につくと、ネルがポーチで待っていた。
さっきのノートはラナの母親が17歳の時に書いた日記だった。
ラナはネル叔母さんから聞いた母親の話と、日記の内容が違っていたのに怒っていたのだ。
母親はスモールビルで幸せに暮らしてたんじゃなく、スモールビルを出たがっていた。「母親がやっていたから」とラナが入っていたチアリーディングも、母親は辞めたがっていたのだ。ラナは母親を目標にしていたが、それは架空の人物だったのだ。
落ち込むラナにネルが話しかけた。
「誰にでも浮き沈みはあるわ。あの日記は断片でしかないの。あなたのママは学年一の美人で、成績もトップだった。卒業スピーチもしたのよ。聞かせたかったわ」
「ママは何て言ったの?」
「18年間我慢してたのね。‘スモールビルでは窒息しそうだった’って。出だしはよく覚えてるわ。‘私のできなかったことを、子供たちに託したい’」
そう言ってネルは家に入った。
次の日の朝、学校の廊下で壁にもたれかかっているティナ。それを少し離れた場所からじっと見つめるクラーク。透視しようとしてるのだ。ピートとクロエがクラークに声をかける。
「おーい、クラーク!どうかしたか?」
「ティナをどう思う?」二人に尋ねるクラーク。
「異常なほどラナに憧れてるよな」
「そうね、まるでラナのクローンみたいよね」
クラークの質問に答えた二人は先に教室へむかった。
再び透視しようとするクラーク。ティナが気づいてクラークを睨む。クラークはさっと目をそらしてその場を離れた。
教室からラナとホイットニーが出てきた。ティナはラナを待っていたのだ。ホイットニーはまた現れた、と呆れる。
「このセーターどう?」ティナがラナに聞いた。
「かわいい。私も持ってるわ」
「知ってる。だって同じ店で買ったんだもん」
それを聞いたホイットニーは呆れて言った。
「よくそこまでやるよな。じゃあ、俺は行くよ」ラナとティナが二人になった。ティナはおかまいなしに話し続ける。
「ラナ、お願いがあるの。ママがメトロポリスで働くことになったんだけど、私は残りたいの。ラナの家で同居させてもらえないかしら。もちろんお金は払うわ」
突然のお願いに戸惑うラナ。しまいには馬を買って一緒に乗馬したいとまで言う始末。
「分かったわ、しばらく考えさせて。叔母さんにも聞いてみなくちゃ。都合もあるだろうし…」
「きっと賛成するわ!喜んでくれないの?私たち姉妹になれるのに」
強引なティナに引くラナ。
「それっていい事かしら」
ラナが言うと、ティナが怒り出した。
「ウソだったんだ。友達面しといて今になって知らん振り?」
「ティナ、落ち着いて」戸惑うラナ。
「いいよって言ってくれると思ってた!もういい!」
ティナは行ってしまった。訳が分からない、といった感じのラナ。
ティナは自分のロッカーへ行き、ロッカーに荷物をしまい、学校を出た。クラークはティナが出たのを確認し、ティナのロッカーを透視しようと頑張る。やっとコントロールに成功し、ロッカーの中を見ることができた。喜ぶクラーク。中には赤いリュック。さらに透視すると、いくつもの札束が入っていた。
「クラーク!」いきなり呼ばれてビックリしたクラークが振り向くと、ティナがいた。
「さっきから何の用?ジロジロ見て!」怒るティナ。クラークは「何でもない、ごめん」とそそくさ帰る。
家に帰ったクラークは、早速両親に報告した。透視能力がコントロールできた事と、ティナのロッカーにあった札束の事を。
一方ティナは、骨董品店でラナ・ラングのサインを練習していた。ふと外に目をやると、二人の警官がこちらにやってくるのが見えた。ティナは急いで母親に変身し、店を出て警官と話をした。
スモールビル銀行から奪われた金が、ティナのロッカーから見つかったので、ティナを探しているという。生徒からの匿名情報で分かったのだ。
「娘さんが帰ってきたら、署の方へ来てください」警官は帰った。
続く。
透視能力②へどうぞ。