ビジネスパーソンの成功に必要となる『7つの力』。
その3つ目、“セルフマネジメント力”強化法を確認しましょう。
◎『7つの力』概要については、こちらをご覧ください。
◎「“セルフマネジメント力”が何か」については、こちらをご覧ください。
“セルフマネジメント力”とは、自己をコントロールする能力のこと。
分解すれば、「計画力+トレース力+軌道修正力」となります。
“ゴール設定力”を使って描いた到達点。
そこに辿り着くにはどうしたらよいか。
その方策を考える力こそが、“計画力”。
ゴールまでの道筋を具体的に描き、
通過点を目標として定める能力、
と言っても良いかもしれません。
できあがった計画を実行し、その進捗をチェックする(トレース力)。
計画通りに進んでいないなら、リカバリー策を考える(軌道修正力)。
この一連のサイクルを自らのコントロールの下、回していく力こそが、
“セルフマネジメント力”です。
さて、実際の計画段階では“思考力”をフル活用します。
“思考力”詳細は「思考力up法」をご覧いただくとして、
ここでは計画の6つのステップのみ確認しておきましょう。
◎「“思考力”up法」については、こちらをご覧ください。
1)ゴールを確認する。
2)パソコン、あるいは紙にペンを用意する。
3)右上に日付を入れ、その下にゴールを記入する。
4)ゴールの下に、目標として思いつくことを全て記入する。
5)内容を整理する。
6)適宜5)を見返し、必要に応じ加筆修正する。
→6)は“軌道修正力”ととらえても構いません。
◎「目的/ゴール/目標の違い」については、こちらをご覧ください。
計画を作る際、外してはならないポイントにも触れておきましょう。
それは、日次、あるいは週次単位にチェックできるような内容に
する、ということ。
なぜ、日次、あるいは週次なのでしょう。
月次ではいけないのでしょうか。
結論から申し上げれば、月次では計画する意味がありません。
基本は日次ですが、
内容によっては毎日進捗しないものもあるでしょう。
例えば、休日に集中的に取り組む、というケース。
ですから、週次までがぎりぎりの許容範囲。
それ以上に進捗確認サイクルが長くなれば、
計画が滞った場合、軌道修正が難しくなります。
日次、あるいは週次でチェック可能な計画にするというのは
“トレース力”発揮のための必須要件なんです。
(“トレース力”については、改めて説明するまでもないかと)
“軌道修正力”は“計画力”の応用となります。
計画より遅れているなら、どうするか、
それを検討し、計画に織り込んでいく力と言えましょう。
この3つの力(計画力+トレース力+軌道修正力)を
ことあるごとに実践することで、
“セルフマネジメント力”は確実に向上していくはずです。
最後に、“セルフマネジメント力”強化を図る上で
心がけるべき点を。
それが、計画・実績のDailyチェック。
毎日計画・実績を確認する、
この習慣こそが、意識変化をもたらしてくれます。
Dailyチェックの継続的実践が
更なる“セルフマネジメント力”向上につながる、
といっても過言ではないかと・・・。