成功を手にするビジネスパーソンの多くが、
『7つの力』を身につけ、積極的に活用しています。
◎『7つの力』概要については、こちらをご覧ください。
『7つの力』の2つ目、
“ゴール設定力”(人生設計力)とはどのようなものでしょう。
説明に入る前に、一点、確認しておきたいと思います。
あなたは、“目的”、そして“ゴール”、“目標”という3つの言葉を
どのように使い分けていますか。
この3語を混在させてしまっている人を見かけます。
しかしながら、“ゴール設定力”を説明するにあたっては、
違いを明確にしておく必要があるのです。
ということで、意味をおさらいしましょう。
〔目 的〕最終的に実現したいこと(姿・状況)。
〔ゴール〕目的を、誰もが認識(理解)可能な
具体的形に置き換えたもの。
〔目 標〕ゴールを目指す過程でクリアすべき中間指標。
これだけだと分かりにくいかもしれませんので、例を3つ挙げます。
〔目 的〕家族だんらんの家庭を築く。
〔ゴール〕10年内にマイホームを手に入れる。
〔目 標〕毎年○○万、貯蓄する。
〔目 的〕メンバーが活き活き働き、成果につながる職場を作る。
〔ゴール〕メンバー全員が個人年間目標を達成する。
〔目標1〕日報を活用した“見える化”を通じ、
相互サポート体制を強化する。
〔目標2〕週一回、“ワイガヤ”を実施し、皆の知恵を活かす。
〔目標3〕月に一回、全員参加の懇親会を実施する。
〔目 的〕一人前のビジネスマンになる。
〔ゴール〕必要となるスキルを手に入れる。
〔目標1〕通信教育を受講する。
〔目標2〕週3回以上、先輩にアドバイスを求める。
3つの言葉の違い、いかがでしょうか。
目的は、少し抽象的なものです。
ゴールは、抽象的な目的を目に見える形に変えたもの。
そして目標は、
そのゴールに辿り着くために取り組む内容と言えます。
ですから、目標は複数となるケースも出てくるのです。
さらに言えば、
一つ一つの目標をブレイクダウンした
日々の細かい行動が、その先に出てくることになります。
さて、本題に戻りましょう。
『7つの力』の2つ目、“ゴール設定力”とは、
あなたが掲げるゴール(到達点)を具体的な絵にする力
と言えます。
目的を「ビジネスにおける成功」とするならば、
具体的にどのような(目に見える)状態になっていることが
ゴールと言えるのか、それを明らかにする力のことです。
目的には、大小があると思いますから、
それぞれの目的に応じてゴールを設定し、
その上で目標を定めていく必要があります。
“ゴール設定力”の後ろに( )書きで“人生設計力”と記しました。
それは“ゴール設定力”が、
生涯を如何に過ごすかという人生設計にも通じるから。
ゴール設定を間違えば、当然、その先の目標は
目的実現とはほど遠いものになってしまいます。
ゴール設定力の巧拙が、人生の幸不幸を決するとも言えるのです。
では、どのようにゴールを設定するか。
これは一概に言えません。
なぜなら、そこに個々人の価値観が反映するから。
大切なことは、
自分のゴールが何なのか、とことん考え、文字にする姿勢。
そこに『7つの力』の原点である、“思考力”が
大きく関わってくることは、申し上げるまでもないでしょう。
◎『7つの力』の原点、“思考力”については、こちらをご覧ください。
あなたのゴール、目的を具現化したものになっていますか?
◎「“ゴール設定力”を高める方法」については、こちらをご覧ください。