ビジネスで成功を勝ち取るために必要となる『7つの力』。
2つ目として挙げたのが“ゴール設定力”でした。
では“ゴール設定力”は、どのように高めれば良いのでしょう。
◎『7つの力』概要については、こちらをご覧ください。
◎「“ゴール設定力”とは何か」については、こちらをご覧ください。
“ゴール設定力”とは、
自分の掲げるゴール(到達点)を具体的な絵にする力のこと。
その場合、目的が明確になっていることが大前提なのは
言うまでもありません。
抽象的になりがちな目的を、
具体的に近づいていく絵(ゴール)にする行為こそが、
“ゴール設定力”ですから、
目的があいまいであっては、描きようがないのです。
◎「目的/ゴール/目標の違い」については、こちらをご覧ください。
さて、目的が定まったとしましょう。
では“ゴール設定力”をどのように鍛錬するか。
これも基本的には“思考力”訓練法と同様です。
◎「“思考力”up法」については、こちらをご覧ください。
頭にあることを、とにかく文字に置き換えてい<のです。
“思考力”でも使う「6つのステップ」を確認しましょう。
1)目的を確認する。
2)パソコン、あるいは紙にペンを用意する。
3)右上に日付を入れ、その下に目的を記入する。
4)目的の下に、ゴールとして思いつくことを全て記入する。
5)内容を整理する。
6)適宜5)を見返し、必要に応じ加筆修正する。
例を挙げますので、雰囲気をつかんでいただければ幸いです。
※20代後半~30代前半のビジネスパーソンを想定して記載。
1)目的の確認。
ビジネススキルを高め、職場の期待に応えられるような人材になる。
2)紙とペンを用意し、
3)日付を書き入れ、その下に、1)の目的を記入する。
4)周りの期待に応えられる人材がどのようなものか、
そのためにどのようなスキルが必要か、思いついた順に記載。
・周りの人と意思疎通が十分に図れる。
・率先垂範を心がけている。
・言われたことをきちんとこなすと同時に、先読みの仕事ができる。
・皆が嫌がる仕事も、積極的に引き受ける。
・物事をきちんと筋道立てて考えることができる。
・働く時はもちろん、遊び(飲み会など)も一生懸命。
・簡単にあきらめない。
・コストを意識した仕事の仕方をしている。
5)内容整理。
「期待される人物像」と「必要なスキル」が浮かび上がった。
そこからゴールを描く。
・会社、あるいは自分のいるチームの置かれた状況を踏まえ、
率先垂範、先読みの仕事ができる人になる。
・コスト意識が重要。好き嫌いではなく、コスト面で有利不利を判断
する人になる。
・仕事・遊びの双方に全力投球。あきらめず、に徹する。
・論理的思考力・コミュニケーション力ある人になる。
6)定期的に内容をチェック、必要に応じ加筆修正。
“ゴール設定力”で大切なことは、
それが努力すれば手に入るような具体的な形になっているか否か、
そしてそれを他人も理解可能な言葉(絵も可)で表現しているか。
ゴールの文字化、あなたもチャレンジしてみませんか?