(続)№8 吹き鳴らせ、正統派《ジョー・ファレル(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ジョー・ファレル」のレコード紹介です。音符

 

大ファンです、だがフュージョンは大い。

コルトレーン他界、翌年の正派プレイ。

継承者と呼ばれ、御大エルヴィンにむ。

 

一句

 “吹き鳴らせ ドラム相手に ワージャズ”



⑧『プッティン・イトゥ・ツゲザー』(68)
《Puttin' It Together/Elvin Jones/Joe Farrell》
ジョー・ファレル(ts,ss,fl)、

エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ジミー・ギャリソン(b)。

 

《Joe Farrell Blog紹介》

③『Outback』(71)№3 泥沼を切拓くド根性&情熱

 

《Elvin Jones(ds) Blog紹介》

⑦『Earth Jones』(82)№7 叫ぶ・鶏百羽!&消化不良ドラム!

 

ジョー・ファレルのファンです。
といっても、フュージョンは嫌いです。
7枚を紹介したが、フュージョンど真ん中の70年代は避けた。(つもり)

Return To Forever以降のファレルは。

まさに、スター街道真っしぐらのフュージョン。
リーダー作では、⑤『Out Back』以降が弱フュージョン時代。


硬派の時代が聴きたくて、引っ張り出してきた。

それは、コルトレーン承者と呼ばれる当⑧。

コルトレーン他界(67年)の翌年のプレイ。
当時、進気鋭のファレルである。
コルトレーンの相棒2人、大先輩に真っ向勝負である。

ピアノレス・トリオの刺々しさがいい。

ファレルの音が、手に取るように分かる。
張り詰めた張感がヒシヒシと伝わってくる。

 

ど根剥き出し、渾身のパワーで吹きまくる。
パワードラムに負けぬエネルギーで対抗する。

コルトレーン・スピリッツ剥出しの音に、惚れ惚れである。

 

 一句

 “吹き鳴らせ ドラム相手に ワージャズ”


31歳の若さでぶちかます、エネルギーの音。

コルトレーンを彿とさせる、惑惑のスピリッツを絶賛したい。
 

音譜「Jay-Ree」 Vs.エルヴィン、根剥出しで正攻法で迫っていきます。