№1 安酒場、ピアノに泥酔《ジーン・ロジャーズ(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「ジーン・ロジャーズ」のレコード紹介です。音符

 

安酒場で楽しく・明るく、大向けのジャズ。

「るんるん」と、活きの良いクテルピアノ。

48歳の初リーダー作、ダンにスウィング。

 

一句

 “安酒場 スウィングピアノに 酔し”

①『ジャズ・カムズ・トゥ・ジ・アスター』(58)
《Jazz Comes To The Astor/Gene Rodgers》
ジーン・ロジャース(p)、トミー・ウィリアムス(b)、ベン・ライリー(ds)。

 

《安酒場ぴったしのピアノ ブログ紹介》

①『Fats Waller』(56)№1 安酒場!「ズン・チャ」ピアノ

①『Art Tatum』(55)№1 ピアノ跳ね!煙と酒のラグタイム


強く・しっかりした音が明に跳ねる。
活き活きとし、場を弾ずませる。

粋に輝くピアノをサポートするベース&ドラム。
切れ良く・粒立良い音が、三位一体で跳ねる。
とはいえ、活きの良いクテルピアノ、とでも言おうか。

アート・テイタムの音創りに似てるような。
軽快な心地良さは、スウィングの乗り。
とはいえ、古めかしいスウィングではない。
ダン・スウィングの軽快さが何ともいい。


アドリブは、テーマの曲調から離れない。

だからか、「小難しい」臭いは全くない。
に歌心のピアノを、どうぞ聴いて下さい。
てな感じで、ジャズ入門者に推しの1枚ともいえる。

「Introducing」と記載されている。

つまりリーダー作で、この時48歳となる。

リーダー作は2枚程、というのも不思議だ。

 

YouTubeに古い映像が、多く収録されている。

酒場で弾いてる大衆向けのジャズ。

と思えば、あえてレコード化されなかったのか。

 

 一句

 “安酒場 スウィングピアノに 酔し”


熟練者が到達したダン・スウィングのピアノ。
有名ナンバーが収録されているからか。

余計に親しみ易い1枚ではある。
 

音譜 モダン・スウィングのしさを味わって下さい。