(続)№9 馬も歩けば、ジャズが鳴る《ソニー・ロリンズ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ソニー・ロリンズ」のレコード紹介です。音符

 

初の西海岸、西部劇の格好で記念写真。

「パッカ・ポッコ」、まさにのひずめか。

ピアノを外し、たなロリンズのお目見え。

 

一句

 “ぱっかぽっこと も歩けば ジャズが鳴る”

⑨『ウェイ・アウト・ウェスト』(57)
《Way Out West/Sonny Rollins》
ソニー・ロリンズ(ts)、レイ・ブラウン(b)、

シェリー・マン(ds)

 

《Sonny Rollins(ts) Blog紹介》

⑧『Sonny Rollins Volume1』№8 移籍して、占う音は第一集

 

《Shelly Manne(ds) Blog紹介》

②『More Swinging Sounds』№2 NO「More」!やるせない

 

なんて風変わりな、このジャケット。
拳銃こそ入って無いが、ホルダーぶら下げて。
西部劇そのまんまの井出達で突っ立って。

サックスを抱えてるのが、むしろ滑稽。


これはロリンズの記念写真である。
M.ローチとツアーで行った、初めての西海岸だという。

それで、ついでに録音したのが当⑨。
初のピアノレスで、ベース&ドラムは初顔。
現地の2人とぶっつけ本番で演ったんだろう。

従来にない・変わりなプレイを聴かす。

「パッカ・ポッコ・パカポコ」。
木魚?ウッドブロックの音だろうが。

マンのユーモラスなドラムの音で始る。
もしかして、のひずめの音でも出したいのか。

そんな曲は「I'm An Old Cowhand」。

熱演を振るう曲もあるが、も特徴ある曲だ。
 

ドラムの仕掛けも、ロリンズのメロディーだって。
稽というか、ユーモラスというか。
良く言えば、お「洒落」とでもいいたい曲調である。

ロリンズの大らかさを、そのまんま現した当⑨。
そのためにはピアノは魔、と思ったのか。
バッキングが無い「スカッ~」とした音場。


ジャケットの青空を写し撮った音場。

ロリンズの音が西海岸のいた空気に抜けていく。

 

 一句

 “ぱっかぽっこと も歩けば ジャズが鳴る”


明るく・大らかなテナーの音質。

間の空いた、途れ途切れのアドリブ。
抽象的なロリンズが、新にお目見えした。
ただ、A面を聴けばきがきてしまうんですが。

 

音譜 「パッカ・ポッコ・パカポコ」稽な音創りをお楽しみ下さい。