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ジャズピアノ「ギル・エヴァンス」のレコード紹介です。
アドリブを楽しむ?アンサンブルを楽しむ?
アレンジを楽しむ?エヴァンスのピアノを?
まるで、音のジグゾーパズルを楽しむように。
一句
①『アウト・オブ・ザ・クール』(60)
《Out Of The Cool/Gil Evans》
ギル・エヴァンス(p,arr,cond)、
ジョニー・コールズ(tp)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、他。
《Elvin Jones(ds) Blog紹介》
⑦『Earth Jones』(82)№7 叫ぶ・鶏百羽!&消化不良ドラム!
⑤『Coalition』(70)№5 曲名が「shinjitu」??
アンサンブルが、重厚な響きで映える。
アドリブソロが浮かび上り、はしる。
普段、こんな響きのレコードを聴かない。
これはアドリブソロに注目し、音を聴くのか。
ではなく、オーケストラの描写に注目するのか。
良く分からず、漫然と全体の動きを体感している。
まるでスクリーン・ミュージックのような。
そんな感覚で、聴いてはいるんだが。
巧くできたもんだ、と感心はする。
ジャズはソロプレーで、個性を楽しみたいが。
ここでは、エヴァンスのアレンジを楽しむ。
ってのは、ちょっと私には敷居が高い。
エヴァンスのピアノを、楽しむのか。
冒頭、ピアノが不協和音を繰返し響く。
一体何が始るのか?と、惑・惑はするのだが。
単にそれだけのことで、面白くも何ともない。
ここでは、ピアノを楽しむ隙間はない。
どうにも・こうにも、違和感だらけではある。
14人のメンバーの音はソロだったり重奏したり。
まるで音のジグゾーパズルを楽しむアルバム。
そう思えば、中々楽しみも深まっていく。
一句
“音の迷走ジャズや ジグソーパズル”
そんな中、身体に突き刺さってくる音がある。
「バリバリ」と、エルヴィンのドラムが脳を叩く。
スネアのリズムが、メロディーに絡み・絡む。
延々と続く・この鳴りっ放し、脳に刻みつける。
案外こんなドラムを楽しむのも、一興かもしれない
オーケストラの描写に身を投げて聴くと、不思議な感覚に・・。