№6 だらだらと、緩みっ放し《ソニー・ロリンズ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ソニー・ロリンズ」のレコード紹介です。音符

 

天才C.ブラウンのお陰で、雲隠れ出。

そのお陰で、一揆に何枚も録音が続く。

ただ、脳の「サキコロ」が消えなくて・・

 

一句

 “サキコロを くに望み For Bird”

⑥『プレイズ・フォー・バード』(56)
《Rollins Plays For Bird/Sonny Rollins》
ソニー・ロリンズ(ts)、ケニー・ドーハム(tp)、

ウェイデ・ェジェ(p)、ジョージ・モロウ(b)、マックス・ローチ(ds)。


《Sonny Rollins Blog紹介》

⑤『Saxophone Colossus』(56)№5 今ここに誕生、最高傑作

 

《Kenny Dorham(tp) Blog紹介》

⑫『Una Mas』(63)№13 ドラム・テク!モードに血流を

 

56年、一体枚の録音をしたのか。
1回目の「雲隠れ」で故郷に引こもった時、

M.ローチの呼出しで急遽録音となった③『Plus 4』。


この時、天才C.ブラウンのお陰で目めたか。
歴史的名盤「サキコロ」等当⑥も一揆録音である。

大波・小波、「むら」のでかいロリンズ。
とはいえ不滅の56年のプレイ、といえる。
ただ、⑤「サキコロ」を聴いてしまったら。

当⑥はダサくて・普通っぽくて、緊張感はみっ放しだ。

太く・明るく、大らかなロリンズ。
であって欲しいんだが、

ちょっと大らかさが、けてるようだ。

メドレー構成で、ぶっ通しで楽しませてくれる。
ただ、生るいドーハムのラッパが許せない。
ローチ(ds)だって、淡々とレガートを叩くだけ。

どうにもこうにも緊張感が抜け、らだらだ。

 

「For Bird」ってことだが。

C.パーカーの歌心・勢いは塵もない。
やっぱ、⑤「サキコロ」のアドリブは抜群だった。

これを聴いてしまうと、物足らなくて化不良に。

 

 一句

 “サキコロを くに望み For Bird”

 

これなら、①『Movin' Out』がよっぽどまし。

パーカーの影響から「バリリ」に飛ばす。

ドーハムも加入してるが、両者勢い増し増しです。

 

①『Movin' Out』(54)№1 しゃかりきに、はしり回る

  

音譜 何もかんも「だらら」してるようで、やるせないんですが。