№1 しゃかりきに、はしり回る《ソニー・ロリンズ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ソニー・ロリンズ」のレコード紹介です。音符

 

湧き出す、メロディーかなアドリブ。

だがこの頃は、そこまで至らずバップで。

勢い良く、足早にテナーがり回るだけで。

 

一句

“ロリンズも しゃかりきデビュー ーカーか”

①『ムーヴィン・アウト』(54)
《Movin' Out/Sonny Rollins》
ソニー・ロリンズ(ts)、ケニー・ドーハム(tp)

エルモ・ホープorセロニアス・モンク(p)

パーシー・ヒースorトミー・ポッター(b)、

アート・ブレイキーorアーサー・テイラー(ds)。



①-2 「Jazz Classics」Prestige PR7433

①-1と演奏は同じ。 偽ジャケものです。

 

《Kenny Dorham(tp) Blog紹介》

⑬『Trompeta Toccata』№14 音場を豹変!J.ヘンダーソン

 

《Thelonious Monk(p) Blog紹介》

④『Monk's Dream』(62)№4 「文句」無し!これがイチオシ

 

三度の夜逃げ、ではなく「雲れ」の有名人。
その度にスタイルを変えてきた有名人。
まぁ~、ムラが大きいといえる有名人。

J.コルトレーンと双璧を成すソニー・ロリンズ。
彼と大きな違いは「ロディアス」なフレーズ。
究極の即興芸術、と称されるロングソロ。
次から次へ、き出すメロディー豊かなアドリブ。

「男っぽい」堂々としたテナー、貫禄の音。
だからか、ロリンズを聴くと、つい「ほっ」として。
そんなジャズの故を想い起こさせる音。

この時、ロリンズは25歳。
当①はまだまだそんな音を聴かせてくれない。
東海岸の、もろビバップ盛り盛りプレイだ。

 

C.ーカーの影響を受けた、と称されるが。

こんな頃の演奏から伺える、のでは。

この頃、西海岸ではクールジャズが全盛期。
そろそろ、トレンドが海岸へ移るか。
って、そんな頃のロリンズの音だと記憶したい。

勢い良く、足にテナーが走り回っていく。
「パカパカ」ドーハムだって同じように吹き回る。
ブリリアントなテナーは切れ良く・威勢がいい。
ライヴを効かせたアドリブは、お見事です。

 

一句

“ロリンズも しゃかりきデビュー ーカーか”


だが「Solid」だけは、ちょっとカラーが違う。

たどたどしいが、ロディアスに吹こうとしてる。
そんな方向性が見え隠れする、注目したい曲です。

 

音譜 他の曲とちょっとカラーが違う、メロディアスに吹く気込みがあります。