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ジャズ・トランペット「ケニー・ドーハム」のレコード紹介です。
入込みの凄さ、全曲ドーハムのオリジナル!
J.ヘンダーソン、繰返し・グチャなフレーズが!
音場を豹変、ヘンダーソンのアルバムか?!
⑬『トランペッタ・トッカータ』(64)
《Trompeta Toccata/Kenny Dorham》
ケニー・ドーハム(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、
トミー・フラナガン(p)、リチャード・デビス(b),アルバート・ヒース(ds)。
《Kenny Dorham Blog紹介》
⑪『Matador』(63)№12 モード香る新たな風が
⑫『Una Mas』(63)№13 ドラム・テク!モードに血流を
「トッカータ?」
タイトルからして、クラシックのアレンジ?
と、思いがちだが、1曲目からとんでもない展開が。
A#1 タイトル曲、これは勇ましい。
ラッパのファンファーレ、凄まじいハイトーン。
通常、ファンファーレは研ぎ澄まされた音だが。
ドーハムの中太音は柔かく・高らかに、って感じ。
ヘンダーソンのアドリヴに入ると、一揆に豹変。
硬質な音質で、思いがけない状況を創り込む。
繰返しのフレーズ、グチャなフレーズが感情を震え立たす。
当⑬は全曲ドーハムのオリジナル。
新作への入れ込みは良い.
だが、ヘンダーソンが数枚上手。
モードを活かす強弱感等緊張感が段ちに高い。
今後、ヘンダーソンの活躍が始まる「ときめき」の時期となる。
叉、⑫『Una Mas』のようにT.ウィリアムスを起用すれば、
インタープレイの高揚感&緊張感がもっと期待出来たのに。
ドーハムのファンファーレ、音場を豹変さすヘンダーソンをお聴き下さい。