№2 舞い散る枯葉!千斬りに《メイナード・ファーガソン(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「メイナード・ファーガソン」のレコード紹介です。音符

 

ちょっと他にない、イノート・ヒッター!

「Autumn Leaves」、テーマをかに!

アドリブは、「枯葉」を千りに切刻む!

 

一句

 “ハイノート って舞い散る 「枯葉」かな”

②『アンド・ヒズ・オクテット』(55)
《Maynard Ferguson And His Octet》
メイナード・ファーガソン、コンテ・カンドリ(tp)

ハーブ・ゲラー(as)、ジョージ・オールド(ts)

ボブ・ゴードン(bs)、ミルト・バーンハート(tb)、

イアン・バーナード(p)、レッド・カレンダー(b)、シェリー・マン(ds)。

 

《Conte Candoli Blog紹介》

⑤『Jazzin' Around』(59)№5「3年連続リリース!陽気兄弟

 

《Georgie Auld Blog紹介》

②『Plays The Winners』(63)№2 “古”きオールド!忘れられ


豊かな音質とは、言い難いラッパ。
だが、「スカ~」と軽くけ切っていく音。
何とも凄まじいのは、ハイノート。


イノート・ヒッター」と呼ぶに相応しい音。
硬質な・ソリッドな・ハイトーンではある。
ちょっと他では聴けない独特な音で吹ききる。

こんな特徴ある音で「Autumn Leaves」を聴く。
ふくよかな丸い音で、物悲しく奏でる。
ってなイメージをく曲だが、
おっとどっこい。

 

ファーガソンのソロは空気をり込んでくる。
鋭利な日本刀で振り斬ってくる。
「枯葉」をバッサバッサ、千斬りにしてくる。

同じラッパのC.ンドリが脇役で鎮座する。
両者を比べたら、ファーガソンの鋭さは一聴瞭然。

 一句

 “ハイノート って舞い散る 「枯葉」かな”


カナダ出身の彼は、53~56年ロスで活動。
①②共に、この期間の録音となる。
西海岸の有名人9名によるビッグコンボ。
この頃から、ビッグバンドの素養があるようだ。

ビル・ホルマンのレンジがいい。
スウィングしっ放しで、とても西海岸部隊とは思えぬ乗り。
活き活きとしたアレンジで、ハイノートヒッターを堪能できます。

 

音譜 「枯葉」らしくテーマは豊かに、アドリブでバッサリ千りにしてきます。