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女性ジャズヴォーカル「ベティー・カーター」のレコード紹介です。
「ふざけてんのか」、何じゃこの唄い方!
「これが私よ」、個性丸ごとで突っ込む!
度胸の座ったツワモノ、ホーン部隊に勝負!
一句
②『アウト・ゼア・ウィズ~』(58)
《Out There With Betty Carter》
ベティー・カーター(vo)、ケニー・ドーハム(tp)、
サム・ジョーンズ(b)、ウィントンケリー(p)、サヒブ・シハブ(bs)、他。
《Betty Carter Blog紹介》
①『Meet B.Carter & R.Bryant』№1 「どぶ川」に映る月か?
《Kenny Dorham Blog紹介》
⑬『Trompeta Toccata』№14 音場を豹変!J.ヘンダーソン
楽器のアドリブを歌唱する。
そんな唄い方をするベティ。
「Bab's Blues」の曲に良く現れている。
一体何じゃこの唄い方は、と思うほど驚く。
「ふざけてんのか」余にもコケティッシュ過ぎる。
面白・可笑しく唄ってるんだろ、とも思うが。
本人は至って真面目に・本気で歌ってるんだろう。
「これが、私よ」と、言わんばかりに。
個性丸ごとで、突っ込んでくる。
残念ながら、私には歌詞の意味が分からない。
彼女の解釈は、突拍子もない表現力なのか?
リスナーからすれば、驚くばかりの唄だ。
他の曲も、表現力が大袈裟で・雑過ぎでは。
伴奏のホーン部隊にタイマン張って勝負する。
そんな根性で、ホーンライクに歌いきる。
中々の度胸の座ったツワモノである。
一句
“吠えるほど これが私と ジャズる唄”
ベティは13歳(46年)でプロデビュー。
22歳で①『Meet~』を初レコーディング。
当②は3年後・25歳の録音。
とてもとても、そんな若い女性とは思えない。
ホーン部隊と根性勝負、つわものベティである。
この唄い方、余りにもコケティッシュ過ぎると思うんですが・・。