№2 ふざけてんのか?この唄い方《ベティー・カーター(女性Vo)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

キスマークご訪問ありがとうございます。
 女性ジャズヴォーカル「ベティー・カーター」のレコード紹介です。キスマーク

 

「ふざけてんのか」、何じゃこの唄い方!

「これが私よ」、個丸ごとで突っ込む!

度胸のったツワモノ、ホーン部隊に勝負!

 

一句

 “吠えるほど これがと ジャズる唄”

②『アウト・ゼア・ウィズ~』(58)
《Out There With Betty Carter》
ベティー・カーター(vo)、ケニー・ドーハム(tp)、

サム・ジョーンズ(b)、ウィントンケリー(p)、サヒブ・シハブ(bs)、他。


《Betty Carter Blog紹介》

①『Meet B.Carter & R.Bryant』№1 「どぶ川」に映る月か?
 

《Kenny Dorham Blog紹介》

⑬『Trompeta Toccata』№14 音場を豹変!J.ヘンダーソン

 

楽器のドリブを歌唱する。
そんな唄い方をするベティ。
「Bab's Blues」の曲に良く現れている。

一体何じゃこの唄い方は、と思うほど驚く。
ざけてんのか」余にもコケティッシュ過ぎる。
面白・可笑しく唄ってるんだろ、とも思うが。
本人は至って面目に・本気で歌ってるんだろう。

「これが、よ」と、言わんばかりに。

個性丸ごとで、突っ込んでくる。


残念ながら、私には歌詞の意味が分からない。
彼女の解釈は、拍子もない表現力なのか?
リスナーからすれば、驚くばかりの唄だ。

他の曲も、表現力が大裟で・雑過ぎでは。
伴奏のホーン部隊にタイマン張って勝負する。
そんな根性で、ホーンライクに歌いきる。
中々の胸の座ったツワモノである。

 

 一句

 “吠えるほど これがと ジャズる唄”


ベティは13歳(46年)でプロデビュー。
22歳で①『Meet~』を初レコーディング。

 

当②は3年後・25歳の録音。
とてもとても、そんな若い女性とは思えない。
ホーン部隊と根性勝負、つわものベティである。

 

キスマーク この唄い方、余りにもケティッシュ過ぎると思うんですが・・。