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ジャズサックス「ジョー・ハリオット」のレコード紹介です。
エネルギーの塊りが、襲うように!
ジャマイカの血、ぶち込む人生最期のパワー!
6年後(45歳)に他界、USで活動していれば・・
一句
①『スウィング・ハイ』(67)
《Swings High/Joe Harriott》
ジョー・ハリオット(as)、スツ・ハマー(tp)、
パット・スミス(p)、コレジ・ウッド(b)、フィル・シーマン(ds)。
《(Jamaica)Monty Alexander Blog紹介》
①『Perception』(73) №1 弾む!ジャマイカの血
③『Ivory & Steel』(80) №3 響けドラム缶!Reggae?
この演奏、やってることは淡々とだが。
エネルギーの塊りに襲われてるような・・。
録音のせいか、刺々しい音が向かってくる。
粗く雑で乱暴な音。
一生懸命だから、エネルギーの熱量は半端ではない。
タイトル「スウィング」、何てレベルではない。
ハードバップだが、余りにもハイテンション。
だから「スウィング&ハイ」か。
しゃくり上げるアルト、突ん裂く高音は悲鳴。
人生最期のパワーをぶち込んで来るような。
アルトの正常なスタイルを、超えたか。
自由奔放に吹きまくる音は、雑なようにも。
鳴きじゃくるアルト、可哀想な気もして。
こんなハリオットは、ジャマイカ出身。
同郷のモンティ・アレキサンダー(p)は有名人。
ハリオットはUSへ渡らず、UKで活動した。
一句
“ジャマイカの 血湧くサックス 鳴きじゃくり”
UK(英)の地が、今イチの知名度になったか。
この方、70年代はフリージャズへ移行。
余計に無名畑・真っしぐらの路線へ。
当①は39歳(28年生)での演奏。
ところが、6年後に他界してしまう。
USで活動すれば、明るい世界が開けたかも。
鳴きじゃくるアルト、この一生懸命さが命取りになったのか。