№1 古めかしさ with 打撃音《ルー・ソロフ(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「ルー・ソロフ」のレコード紹介です。音符

 

「パカッ・スカ・バチ~ン」ドラムの衝音!

テクを多用、「めかしい」ラッパ屋さん!

古めかしさ&打撃ドラム、々ジャズに!

 

一句

 “ソロソロや ドラムにられ ルー・ソロフ”

①『バット・ビューティフル』(87)
《But Beautiful/Lew Soloff》
ルー・ソロフ(tp)、ケニー・カークランド(p)、

リチャード・デイヴィス(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。

 

《Elvin Jones Blog紹介》
⑦『Earth Jones』(82)№7 叫ぶ・鶏百羽!&消化不良ドラム!
 ④『The Ultimate』(68)№4「モードで演るピアノレスの限界

 

「パカ・スカ・パカッ」。
やたらめったら、ムショットを喰らわすドラム。
こんなエルヴィンを初めて聴いた。

「バチ~ン」ドラムの衝音。

これがとんでもない効果を現す。
 

ソロフのラッパはまさしく統派。
「キィ~ン」ハイトーンは斧が飛んでくる切味。
と思えば、「バリ~ン」低音の音が割れる。


テクを駆使した多用な音色のソロフ。
流石にタジオ本業の方だと、感心する。

 

だが、総じていえば「めかしい」ラッパ屋さん。
この「古めかしさ」&打撃音のドラム。

相反するが、抜群の相性で盛り上げる。

下手すりゃ穏やかなBGMジャズに下するが。
そうはさせぬ、とエルヴィンの衝撃ドラム。
眼が覚めるドラミングが、グループをグイグイ刺激の渦に。

 

 一句

 “ソロソロや ドラムにられ ルー・ソロフ”


迫力・テンション・スリル・・・。

々の4ビートジャズに仕上げている。
ソロフのマンハッタン・ジャズ・クインテットとは天地ほどの差だ。

 

音譜 この曲では迫力・テンションはわえませんが、あしからず。