№8 渡欧2年!情感の失速か《デクスター・ゴードン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「デクスター・ゴードン」のレコード紹介です。音符

 

渡欧・定住し約2年、ライヴでのプレイ!

一生懸命の強さだけ、性フレーズに!

感情剥き出し、多な表現力は何処へ!
 

ライヴ・プレイで一句

 “移籍して 速テナーの ライヴとは”

⑧『ビリーズ・バウンス』(64)
《Billie's Bounce/Dexter Gordon》
デクスター・ゴードン(ts)、テテ・モントリュー(p)、

ニールス・ヘニング・ペデルセン(b)、アレックス・リール(ds)。

《Dexter Gordon Blog紹介》

⑥『Our Man In Paris 』(63) №6 曇天パリ!吹き飛ばせ

⑦『One Flight Up』(64) №7 だらだら!曇天パリに沈む

 

デックスは渡欧・定住し約2年
Steeple Chaseレーベルへ移籍。


ライヴはとかくモンマルトルでの録音が多い。
どのレコードを聴いても酷い録音だ。
ただ、当⑧は随分ましな方ではある。

デックスに勢いが無いのは何故?
「いけいけ・どんどん」攻精神がみられない。
感情剥き出しの『Our Man In Paris』は何処へ。


張りのある音で、むしゃらに。
無限に続くアドリヴは、ここでは期待できない。

 

一生懸命のタイトル曲ではあるが。

説得力に欠ける、強さだけの性フレーズ。
「NIght In Tunesia」は速いテンポで攻めまくる。
だが、自由奔放・れまくりの音は無い。

「Satin Doll」何て、だらだらと節目が無い。
無鉄砲で・豪快、強襲のデックスがかしい。

渡欧し骨抜きになってしまったか。

 

音譜 一生懸命で力強さはあるが、感剥き出しの多彩なフレーズは何処へ。