№6 曇天パリ!吹き飛ばせ《デクスター・ゴードン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「デクスター・ゴードン」のレコード紹介です。音符

 

吹き飛ばせ、パリの(どん)より空気!

パリジャン何か糞らえ、と言いたい?

イマジネーションの渦、パリを込む!

 

In Parisで一句

 “パリの曇 変心デックス 吹きばせ”

⑥『アワ・マン・イン・パリ』(63)
《Our Man In Paris /Dexter Gordon》
デクスター・ゴードン(ts)、バド・パウエル(p)、

ピエール・ミシェロ(b)、ケニー・クラーク(ds)。
《Dexter Gordon Blog紹介》

④『Go !』(62) №4 ゴー!ドンどん飛ばせ

⑤『A Swingin' Affair』(62) №5 ソ~エ・カリ~ファ!奇声一発


私好みのTop3に入れる、このレコード。
ブルーノート第五弾のリリースとなる。

これは、第一~四弾と録音の経緯が少し異なる。

デックスは62年に渡
渡欧後、第一発目の演奏が当⑥.
当時パリに居たバド・パウエル(p)トリオと共演。

そんな経緯で、プレイカラーの変化が楽しめる。
陽気・豪快テナーはそのままに。
更に、いが随分増したから、面白い。

ダイナミックな「Scrapple From Apple」。
野生き出し野郎がぐいぐい、と。

雑なほどに吹き倒しまくる。


バラードだって、女々しい吹き方はしない。

パリジャンなんか喰らえ、と言いたいのか。
パリの曇(どん)より空気を吹き飛ばす。

テナーがえ・吠え、吹き飛ばす。

畳み掛けるように連なるアドリヴ。

イマジネーションの渦、そのど真ん中に居る。

評論家はデックス表作に上げる、納得です。

 

 In Parisで一句

 “パリの曇 変心デックス 吹きばせ”


この変わり様、渡欧後何があったのか?
大歓待され、ウキウキ有天なのか?
パウエルトリオの影響って、やっぱ・ある?

 

ちなみに、ここでのパウエルは?

ローソクのえる炎のようで・・・。
 

音譜 フリーキー、ダイナミック、以前をえるパリの演奏をお楽しみ下さい。