№4 挑む模倣犯!クレオパトラ《クロード・ウィリアムソン(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「クロード・ウィリアムソン」のレコード紹介です。音符

 

パウエル模倣が、クレオパトラの夢を!

本家の看板曲、むマイルド・タッチ!

70年代ドラム&定感のピアノに・・

 

ジャズ川柳で一句

 “模倣犯 言わせぬピアノ イルドに”

④『ニュー・デパーチュア』(78)
《New Departure/Claude Williamson》
クロード・ウィリアムソン(p)、ロイ・ヘインズ(ds)、

サム・ジョーンズ(b)。
《Claude Williamson Blog紹介》

②『Claude Williamson』(56) №2 違いの解るイミテーション

③『All God's Chillun Got Rhythm』№3 新響!愁いのピアノ


「クレオパトラの」で始るこのレコード。
B.パウエル『The Scene Changes』が脳裏に。

1曲目に収録され、パウエルの看板曲。

「ホワイト・パウエル」「パウエル模倣」。

と、ラベルを貼られるウィリアムソン。
 

この曲、誰だって本家と比べるのは当り前。

当④は国内企画TRIOレーベル。
よくもまぁ~、こんななことを・・。

 

あえて、「クレオパトラ~」の模倣版といわない。
き直し?(失礼だが)にはそれ相応の価値はある。

 

それはヘインズのドラム、切れが抜群。

一発のリルはパウエル盤にはない。
軽やかタッチのピアノ&軽快に乗るドラム。

 

パウエルから20年以上経った70年代のジャズ。

ドラミングが「クレオパトラ~」に活きている。

20年弱のブランク明けのウィリアムソン。

タッチがイルドになり、この曲に活きている。

安定感の「クレオパトラ~」も中々です。

 

 ジャズ川柳で一句

 “模倣犯 言わせぬピアノ イルドに”


偏見も無く両者を比べれば、軍配は当④では。
ただ、パウエルの先食いリズムは唯一無二。

神経麻痺を起こすほどみ付きにはなるが。
 

音譜 やっぱ、この「クレオパトラ~」聴いて、倣版と思われますか。