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ジャズピアノ「クロード・ウィリアムソン」のレコード紹介です。
リーダ不作の約20年間、やっとこさの復帰!
子供向け童謡ジャケット? ピアノBGM盤?
パウエルもどき脱皮、新生「愁い」で登場!
ジャズ川柳で一句
③『オール・ゴッズ・チャイルン・ゴット・リズム』(77)
《All God's Chillun Got Rhythm/Claude Williamson》
クロード・ウィリアムソン(p)、
ボブ・ログヌッソン(b)、チャク・フローレス(ds)。
《Claude Williamson Blog紹介》
①『'Round Midnight』(56) №1 幸せ運ぶ模倣犯
②『Claude Williamson』(56) №2 違いの解るイミテーション
このジャケット、とてもジャズとは思えない。
見た目、まるで子供向け童謡レコード。
鳴かず飛ばずの60年代、スタジオ本業の人に。
70年代半ば、やっとリーダ作引っ下げて復帰。
それが、こんなジャケットで登場とは。
レコード会社も軽い気持ちで、BGM盤リリース。
って、ことなんだろうか?
ファンの私からすれば、可哀想でならないが。
20年弱の時を経たウィリアムソン。
演奏はジャケットどおり、お手頃ピアノ。
棘が刺さるような強さはない。
流暢にメロディーが流れていくだけの・・。
ダイナミックに展開される醍醐味が無い。
そんな中、巧みなメロディーで聴かす「Es Tiempo」。
こんな円熟味のメロディー、50年代になかった。
悲哀な響きを込め、深々と聴かしてくれる。
刺激的なドラムソロから、再び愁いのテーマへ。
突貫的アドリヴが多い中で、この曲は別格。
暑い熱をぐっと抑えた、聴き応えの曲です。
ウィリアムソンで一句
“深々と 新響ピアノ ナイーヴに”
この時、ウィリアムソンは51歳。
パウエルもどきを脱皮し、新生ウィリアムソンは聴かせます。
パウエルもどきを脱皮、過去にない愁いの響き(7曲目)をお聴き下さい。