№3 新響!愁いのピアノ《クロード・ウィリアムソン(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「クロード・ウィリアムソン」のレコード紹介です。音符

 

リーダ不作の約20年間、やっとこさの帰!

子供向け謡ジャケット?  ピアノBGM盤?

パウエルもどき脱皮、新生「い」で登場!

 

ジャズ川柳で一句

 “深々と 響ピアノ ナイーヴに”

③『オール・ゴッズ・チャイルン・ゴット・リズム』(77)
《All God's Chillun Got Rhythm/Claude Williamson》
クロード・ウィリアムソン(p)、

ボブ・ログヌッソン(b)、チャク・フローレス(ds)。

《Claude Williamson Blog紹介》

①『'Round Midnight』(56) №1 幸せ運ぶ模倣犯

②『Claude Williamson』(56) №2 違いの解るイミテーション

 

このジャケット、とてもジャズとは思えない。
見た目、まるで子供向け謡レコード。

鳴かず飛ばずの60年代、スタジオ本業の人に。

70年代半ば、やっとリーダ作引っ下げて帰。
それが、こんなジャケットで登場とは。

レコード会社も軽い気持ちで、BGM盤リリース。

って、ことなんだろうか?
ファンの私からすれば、可想でならないが。

20年弱の時を経たウィリアムソン。
演奏はジャケットどおり、お手頃ピアノ。
棘が刺さるような強さはない。
暢にメロディーが流れていくだけの・・。

ダイナミックに展開される醍醐味が無い。
そんな中、巧みなメロディーで聴かす「Es Tiempo」。
こんな円味のメロディー、50年代になかった。
な響きを込め、深々と聴かしてくれる。


刺激的なドラムソロから、再びいのテーマへ。
突貫的アドリヴが多い中で、この曲は別格。

暑い熱をぐっと抑えた、聴き応えの曲です。

 

 ウィリアムソンで一句

 “深々と 響ピアノ ナイーヴに”


この時、ウィリアムソンは51歳。
パウエルもどきを脱皮し、新ウィリアムソンは聴かせます。

 

音譜 パウエルもどきを脱皮、過去にないいの響き(7曲目)をお聴き下さい。