№1 エヴァンス目指し天国へ《(英)スタン・サルツマン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「スタン・サルツマン」のレコード紹介です。音符

 

~To “Heaven” 天・天国へ!

腰の強い音圧、快テナーでど突く!

英国紳士・吹き飛ぶ、UK部隊の迫!

一句

 “階段を エヴァンス目指し 国へ”

①『セヴン・ステップス・ツー・エヴァンス』(79)  
《Seven Steps To Evans/Gordon Beck/Stan Sulzmann》
スタン・サルツマン(ts,ss,fl)、ゴードン・ベック(p)、ロン・マシューソン(b)、

トニー・オクスレイ(ds)、ケニー・ウィラー(tp,flh,cor)。

《UK Jazz Blog紹介》

①『Charlie Hearnshaw』(90) №1 魅入るテーマ!圧の音

①『Binker Golding』(18) №1 跳ねる音、跳ぶ色彩


UK(英)出身のサルツマンを初めて聴いた。
リーダはピアノのG.ベック。

脇役参加のサルツマン狙いで買った。

蓋を開けりゃ、大正解の出来映え。
つい、英国士のイメージが浮かぶが。

 

こんな豪快なテナーとは、想定外だった。
腰の強い音圧でグイグイ押し倒してくる。
テナーの迫音で、ど突き回される程の凄味がある。

いつもなら明感溢れるハイトーンのウィラー。

ここでは力づくのハイトーンで鳴き散らす。
テナー&ラッパが暴力まがいに攻め立てる。
主人公のピアノとドラムはきまくりの凄まじさ。

タイトル「つの階段でエヴァンスへ」何て?
まさしく、Seven Steps To “Heaven”。

階段昇って天国へ昇天!

と、思われる天直撃のプレイだ。

 一句

 “階段を エヴァンス目指し 国へ”

 

音譜 昇天・天国へ、上り詰めてく快なサルツマンのテナーをお楽しみ下さい。