№1 跳ねる音、跳ぶ色彩《(英)ビンカー・ゴールディング(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ヴィンカー・ゴールディング」のレコード紹介です。音符

 

輝く色、縦横無尽に跳ねるドラム!

理路然と感情表現、うねるテナー!

映えるコントラスト、「・惑」し!

一句

 “跳ね回る ドラムに絡み が跳ぶ”

①『アブストラクションズ・オブ・リアリティ~』(18)
《Abstractions Of Reality Past And Incredible Feathers/Binker Golding》


レーベル:(UK)GEARBOX

 

ビンカー・ゴールディング(ts)、

ジョン・アーモン・ジョーンズ(p)、デイヴィッド・カシマー(b)、

サム・ジョーンズ(ds)。
《UKジャズ Blog紹介》

①『Seven ~/Gordon Beck』(79) №1 原曲?どこ吹く風か

①『Stan Tracey』(75) №1 失茶化滅茶化!スリル溢れ

 

シンバル・レガートに拘らない。
ドラムが複雑な色・音色を輝かせ、縦横無尽に空間を跳ねる。

このドラム、メロディ楽器と思わせる程サックスとみ合う。
まるでハーモニーのようにインタープレイする。

全員UK出身、ゴールディングはこの時33歳。

フリーキーにヒステリックな音は出さない。
腰が強く・強弱・抑揚、うねるテナーはまさしく巧い。

英国紳士を気取ってんのか?

理路然と感情表現される音が頼もしい。
だからか、絡むドラムとのコントラストが映える。

 一句

 “跳ね回る ドラムに絡み が跳ぶ”


汗・熱量を感じさるジャズではない。

だが、聴く度に異様に「わくく」させてくれる。
それは録音エンジニアが一躍担ってるのかも。
18年録音の英GEARBOXレーベル。

 

音譜 跳ねるドラムと理路然としたテナーの絡みをお楽しみ下さい。