№1 引きづった長い管《ビル・ワトラス(tb)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトロンボーン「ビル・ワトラス」のレコード紹介です。音符

 

フリューゲルホーンと、勘いする?

「ポン・ポン」ね、音を引きずらない!

ボントロ業界では絶テク、遅咲きの天才!

一句

 “長い管 引きづるボントロ なジャズ”

①『ワトラス・イン・ハリウッド』(78)
《Watrous In Hollywood/Bill Watrous》
ビル・ワトラス(tb)、ダニー・スタイルス(tp,flh)、

ジョー・ロマーノ(ts)、ロス・トンプキンス(p)、

ジョン・ハード(b)、フランク・キャップ(ds)。
《トロンボーンジャズ Blog紹介》

⑤『Kai & J.J. Johnson』№5 リニューアル!華麗なサウンドへ

⑥『Sliding Easy/Curtis Fuller』(59)№6 牙が抜かれた狼達
 

フリューゲルホーン&ラッパのアンサンブル?
と、勘いするほどの音。

ワトラスのトロンボーンに驚く。
速いテンポで切れ良く軽快にグルーヴする。
フリュゲルホーンと勘違いする程タンキングの切れがいい。


「バリ~ン・パワァ~ン」普通のボントロの音。

こんな引きづった音であおってこない。

 

丸味・滑らかさの音ではずむ。

「ポン・ン」複雑なフレーズも音が跳ねる。
時に「ポワァ~ン」そしてスライドする音がする。

やっぱボントロの音だと得はする。

切れの悪い「ちっ」とした音が嫌いだ。
だが、ワトラスには嫌いなとこがない。

「これは珍しい」と嫌いだが買ってしまった。

 一句

 “長い管 引きづるボントロ なジャズ”


ボントロ業界では絶テクのワトラスという。
素人の私にもその凄さは分かる。
良いものを見つけた1枚だ。

ただ、20年は遡ったH.バップの演奏はチープ。
ワトラスはこの時39歳、咲きの天才だろう。

 

音譜 歯切れ良く軽快に、トロンボーンらしくないずむ音をお楽しみ下さい。