№1 ぐねるテナー&尖るピアノ《チャック・マロウニク(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「チャック・マロウニク」のレコード紹介です。音符

 

大蛇が「ぐねね」、のた打ち回るテナー!

不協和音ばらき、緊張感浴びせるピアノ!

不可解・天烈タッグ、スリルがテンションを!

一句

 “ 絡む音 ねる跳ねるや ピアノ・テナー ”

①『コペンハーゲン・スーツ』(78)
《Copenhagen Suite/Chuck Marohnic》
チャック・マローニク(p)、ベニー・ウォレス(ts)、

スティーヴ・ギルモア(b)、ビル・グッドウィン(ds)。
《Bennie Wallace Blog紹介》

④『Plays Monk』(81) №4 T.モンクがテナーを吹いた?!
③『Big Jim's Tango』(82) №3 吹奏楽部新入部員の演奏??

 

大蛇が「ぐねね」のた打ち回るように、

太くごつい音が上下運動を繰り返す。
1つ飛びに階段を昇り降りするように、1音毎に音を飛ばし上下する。

 

そんなウォレスのテナーに合せ、マローニクのピアノが駈回る。
研ぎ澄まされたクリアーなピアノ。
マローニク&ウォレス、天烈タッグが面白い。

 一句

  “ 絡む音 ねる跳ねるや ピアノ・テナー ”


不協和音をばら撒き、張感を浴びせるのはA#1「Maverick」。
2人の個性を巧く現した曲だ。


つ~ん」叩きつけた鍵盤の音が強く跳ねる。
不協和音のコードが、強い説得力で押し込む。
ピアノ&テナーの不可解な共演はスリルが満喫できる1枚といえる。

 

音譜 ピアノ&テナーの天烈な共演をお楽しみください。