(続)№4 迫熱バトル!熱量ぶちかまし《ビル・バロン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ビル・バロン」のレコード紹介です。音符

 

量ぶちかまし、これぞUSジャズの真髄!

「ひびが入る?」ラッパの朝顔、ヒヒリと!

ビルVs ケニー 、まるでり合い・兄弟喧嘩!

一句

 “ バトルジャズ 迫地獄 兄弟で ”

④『ヴァリエイション・イン・ブルー』(83) 
《Variations In Blue/Bill Barron》
ビル・バロン(ts)、ケニー・バロン(p)、

ジミー・オーエンス(tp)、レイ・ドラモンド(b)、ベン・ライリー(ds)。
《Bill Barron Blog紹介》

③『The Leopard』(63) №3 「どんちゃか」祭囃子!脅しテナー

②『Jazz Caper』(78) №2 威勢のイイ曲・音、アドリブの腰クダケ


破れかぶれのブチかまし。
USジャズの量を1枚のビニール盤に閉じ込め、一揆に暴発。
凄まじいエネルギーを窒息間近で喰らう。

やっとビルの激ジャズに触れた。
60年代はギクシャク・屁理屈アドリブ、

70年代はどんちゃん騒ぎ・祭囃子。
 

1曲目(タイトル曲)からしの迫力でかます。
力量はMax、全員が押し倒してくる。
60・70年代の屁理屈ジャズを吹き飛ばせ。

そんな勢いで迫り狂ってくる。

オーエンスのラッパは朝顔が「ヒヒリ」と共振。

「ひびが入る?」と思わんばかりの音。
そして、発破を掛けるのがドラム。
4バースでは音場空間がけるほど、リムショットを食らわす。

ピアノのケニー・バロンはビルの弟分。
テナー&ピアノはまるでり合いの兄弟喧嘩。
EUジャズと比べると、熱量のでかいUSには脱帽である。

 一句

  “ バトルジャズ 迫地獄 兄弟で ”

 

音譜 量溢れる凄味をお楽しみください。