№2 威勢良く・アドリブの腰くだけ《ビル・バロン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ビル・バロン」のレコード紹介です。ルンルン

 

勢のイイ曲&力強く、吐き捨てる音

アドリブは威勢無く、クシャク・腰くだけ

屈をこね回すギクシャク理論、10年経って健在
 ②『ジャズ・ケイパー』(78)
《Jazz Caper/Bill Barron(ts)》
ビル・バロン(ts、ss)、ケニー・バロン(p)、ジミー・オーエンス(tp)、
バスター・ウイリアムス(b)、エド・ブラックウエル(ds)。
《Bill Barron Blog紹介》
①『Nebulae』(61)

 №1 「へ理屈」な人間の論理的アドリブ
 

①『Nebulae』は「ガッ・ボカッ」の音。
ギクシャクした理屈ををこね回した、てこアドリブ。
これが嫌いで、10年後の70年代のレコードを買ってみた。

随分と威勢のいい曲が多いが、アドリブに勢は無い。
10年以上も経ったら「ホガッ、ホガッ」の音は無い。
アドリブ理論の方針変更。ってなとこか。

 

モードのテーマに引きずられ、アドリブがクシャク。
全く乗れない、力強く・吐き捨てる音だが、くだけ。
メロディーも乗れず・面白くも無い、これがバロン流か。

 

屈をこね回したギクシャク理論は10年経っても健在。
ところが、ソプラノサックスだけはサマになっている。

巧くアドリブが流れ、とても同じ奴が吹いてるとは思えない。
 

ベースソロが何曲もある。

一番格好イイのは、ベースのウィリアムス。
周りがヘンテコ野郎だから、粘っこいベースが格好良く目立つ。

 

音譜 10年経っても健在の「くしゃく」アドリヴ&ベースソロをお聴き下さい。