№7 無念!個性と心中か《ソニー・クリス(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「ソニー・クリス」のレコード紹介です。

プレスティッジ解約以降、不毛評の70年代

「節回し&ヴィブラート」個性がかされない

録音の2年後、77年・50歳ロスにて

一句

 “ヴィブラート 個性活かせず クリスく”

⑦『アウト・オブ・ナウヒアー』(75.10)
《Out Of Nowhere/Sonny Criss》
ソニー・クリス(as)、ドロ・コッカー(p)、

ラリー・ゲイルス(b)、ジミー・スミス(ds)。

《Sonny Criss Blog紹介》

⑤『I'll Catch The Sun !』(69)№5 太陽を捕まえろ!音が跳ぶ  ⑥『Saturday Morning』(75)№6 ど下手隠し?ヴィブラート


⑥『Saturday Morning』から7ヵ月後の演奏。
クリスの音は⑥とってない。


録音のせいか、音質がキラキラと輝いている。
高音のアクセントの強さ、跳ね上るハイトーン。

余計に耳りに聴こえる。

不評の70年代の中でも⑥は人気が高い。

その理由は、当⑦と比べると良く分る。


ポイントはサイドメン、⑥はNYCの連中と録音。
ピアノ&ベースが渋い。

地を這う響き、重い味がこの⑦には無い。
 

当⑦はウェスト・コーストの連中と録音。

力強いが、明るいだけの⑦はジャズ感が不足。

皆揃って「るくハッピーに」って、感じだ。

70年代においてもH.バップ一気通貫のクリス。
だが、2年後の77年ロスにて50歳で界する。
プレスティッジと解約以降、不毛の70年代。
「節回し&ヴィブラート」の個性をかすレコード会社がなかった

 一句

 “ヴィブラート 個性と活かせず クリスく”

 

音譜 他界2年前、ハード・バップ一気通貫・ウェスト・コーストの演奏をお聴き下さい。