(続)№5 太陽を捕まえろ!音が跳ぶ《ソニー・クリス(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「ソニー・クリス」のレコード紹介です。ルンルン

 

軽いアルトの音が快調に
軽いドラムのボサノヴァ・リズムに
「太陽をまえる」ほど、飛んだ・跳んだ
一句

“キャッチ・ザ・サン 無理を承知で 音がぶ”

⑤『アイル・キャッチ・ザ・サン!』(69.1)
《I'll Catch The Sun ! /Sonny Criss》
ソニー・クリス(as)、ハンプトン・ホース(p)、

モンティ・バドウィグ(b)、シェリー・マン(ds)。

《Sonny Criss Blog紹介》

③『This Is Criss !』(66.10)№3 EUへ・NYへ!蘇ったクリス   ④『Up,Up And Away』(67)№4 帰米第二弾!粘り&うねり


当⑤はPrestigeのオリジナル盤で聴いている。
残念だがR.ヴァンゲルダの録音ではない。
そのせいか、太さ・生々しさに欠ける。


A#2『Blue Sunset』、ブルースのバラード曲。

音が軽く・ハイトーンでえるクリスが喧しい。
ピアノ線のような鋭い音が空気をつん裂く。

バラードらしく堂々と豊かにやって欲しいが、

音数が多く・高音の語尾を天高く伸ばし上げる。
「キンキン・キラキラ」音が膜を打ち抜く。
このストレスはどうにも・・・・こうにも。

タイトル曲、軽いアルトの音が調に飛ぶ。
軽いドラムのボサノヴァ・リズムに乗りはGood。
ドラム&ピアノが歯切れ良く小刻みに跳ねる。

 

ただ、「太陽をまえる」ほど飛んでいない

 一句

 “キャッチ・ザ・サン 無理を承知で 音がぶ”


③『This Is Criss』の渋味・太さ・強さ。

それと随分れている。
軽い乗りのサンバがお似合い。

それも残念な限りだ。

 

音譜 軽いボサノヴァ・リズムに乗り、調に飛ばすクリスをお楽しみ下さい