№6 ド・でかい音!肺活量勝負《ジョニー・グリフィン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ジョニー・グリフィン」のレコード紹介です。ルンルン

 

小さな身体・化け物肺活量のド・かい音

バーベルが胸に落ちた超量級サウンド

トロンボーン加入の3ホーン、重厚感で

一句

   “ 肺活量 らみ鳴らす でかい音 ”

⑥『ザ・リトル・ジャイアント』(59.9)
《The Little Giant/Johnny Griffin》
ジョニー・グリフィン(ts)、ブルー・ミッチェル(tp)、

ウィントン・ケリー(p)、ジュリアン・プリースター(tb)、

アルバート・ヒース(ds)、サム・ジョーンズ(b)。

 

《Johnny Griffin Blog紹介》

④『Johnny Griffin Sextet』№4 ぴ~ひょろ!酔っ払い音?

⑤『Way Out』(58.2)№5 ジェット・コースター?空を舞う


重厚なサウンドが圧倒する。

④『~Sextet』と同じ6人編成。

だが、トロンボーンが加わると、厚感が半端でない。
 

タイトル「リトル・ジャイアント」(小さな巨人)。

そのまんまの演奏。
小さな身体でド・かい音を出す。

というニックネーム。
 

「Lonely One」テナーとドラムのデュオが面白い。
グリフィンの音の太さが極端に目立つ。
小さな身体で化け物的活量が、この太さは尋常ではない。

  

 一句

 “ 肺活量 らみ鳴らす でかい音 ”


バーベルが胸に落ちたショック。

そんな超量級サウンド。
その隙間を縫うように登場するW.ケリーのピアノが渋い。

 

ドカ~ンと重圧を喰らい。

ジワッ~とブルージーなピアノ。
ハードバップの「陽と陰」の楽しさが満喫できる。

 

そして、ミッチェルのラッパが活きている。
派手さを殺し「味と輝き」のラッパがグルーヴに。
全員がジャイアント、アクセル全開の勢いで圧倒。

グリフィン・イチオシの薦盤です。

 

音譜 重厚・大迫力を避け、ドラムとのデュオで楽しませるグリフィンをお聴きください