№5 ジェット・コースター?空を舞う《ジョニー・グリフィン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
       ジャズサックス「ジョニー・グリフィン」のレコード紹介です。ルンルン

 

ジェット・コースターとは違い、画「チューリップ」

うねり&空への展開、まさしくグリフィン・ジャズ

「クィ~・キィ~」豪快な音質&繊細なフレーズが

一句

  “ グリフィンや ジェット・コースター 舞う音に ”
⑤『ウェイ・アウト』(58.2)
《Way Out/Johnny Griffin》
ジョニー・グリフィン(ts)、ケニー・ドリュー(p)、ウィルバー・ウェア(b)、

フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。

《Johnny Griffin Blog紹介》
①『Johnny Griffin』(56)         ②『Introducing』(56.4)

№1 ビッグトーン!小さな巨人登場          №2 怒鳴る・脅す!御のぼりさん

③『The Congregation』(57.10)   ④『Johnny Griffin Sextet』(58.2)
№3 N.Y.上京1年!慣れが敵            №4 ぴ~ひょろ!酔っ払い音?

 

これ、ジェット・コースター。と、思いたいが違うようだ。
良く見るとレールのような、違うような・・。

 

版画家ナウム・ガボの「ューリップ」という作品。
図形のうねり、大空への開がグリフィンを現す。

だからジャケットに適用したとのこと。

 一句

  “ グリフィンや ジェット・コースター 舞う音に ”


④『~Sextet』と同年月の録音、メンバは④とリズム陣は同じ。
②③と④・⑤はリズム陣は有名人を起用。

 

ピアノはW.ケリー、S.クラーク、そして今回のK.ドリュー。
ケリーとクラークはブルース匂う渋味で聴かせた。

今回のドリューはタッチの強さで明快な切れと乗り。
グリフィンの迫力に一層車を駆けている。

 

フィリージョーのドラムが騒々しくて好きだ。
左手でやたらと「バシャ・シャ」叩く癖、これがイイ乗りに。
A#3「Sunny Monday」の4バースは以前にないスリルがある。

 

聴き処はA#2「Hot Sausage」。
高速連射、高域で喰らわす「クィ~・キィ~」の刺激。
テーマの曲調を巧く活かしたアドリヴが好きだ。

快な音質&繊細なフレーズは旨味を発揮する。

 

音譜 たまに喰らわす「クィ~・キィ~」の刺激を混ぜる繊細なフレーズをお楽しみ下さい