(続)№2 バーガー食ったジジー?《ジェリー・バーガンジ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ジェリー・バーガンジ」のレコード紹介です。ルンルン

 

イタリア・プレーヤと41歳・リーダ作

真面目・本気に「っ払い」モードを振り撒く
「グワァア~」凄まじい得力で訴える力強さ

一句

   “ バーガンジ ーガー食った ジジーかな ”

②『ジェリー・オン・レッド』(88)
《Jerry On Red/Jerry Bergonzi》
ジェリー・バーガンジ(ts)、サルバトーレ・ボナフィーデ(p)、ドド・ゴヤ(b)、

サルバトーレ・トランチーニ(ds)。

《Jerry Bergonzi Blog紹介》
①『Inside Out』(89) №1 酔っ払い・酔拳テナー

このジャケット・デザイン、ったまげ。
レコード会社はイタリア・レッド・レコード。
サックスのリードを「赤色」にし、「On Red」。
タリアのデザイン性に感激。

この②は①『In Sideout』の1年前の作品。
①でドにはまり、②を何年も探しやっと手に入れた。
①は「ボカッ・モコッ」の酔っ払いテナー。
「ふざけてんのか」と思える節回しに驚いた。
だが、太く・ごつく・力強く・得力ある音にグイグイと深みへ。

この②も節々に「っ払い」モードが聴ける。

だが、真面目・本気度100%で取り組んでいる。
「グワァア~」とボリューム・アップする力強さ、

&抑揚のフレーズがまじい説得力で訴えてくる。

イタリア・ミラノでの録音、サイドメンは現地人。

バーガンジはUS出身、41歳でのリーダ作は遅咲きだ。
90年以降はCD時代のため、彼のレコードはもう無いか

 一句

   “ バーガンジ ーガー食った ジジーかな ”


①・②連続起用のピアノのナフィーディに注目したい。
パワフルでメロディー豊かな演奏が気に入った。

 

音譜 節々の「っ払い」モード、説得力ある演奏をお楽しみ下さい