№1 酔っ払い・酔拳テナー《ジェリー・バーガンジ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ジェリー・バーガンジ」のレコード紹介です。ルンルン

 

「ボカッ、モコッ」、っ払っいテナー音。

得力があるからグイグイ引き込む。

「酔拳」の如く一撃で叩き倒す、訶不思議テナー。
 ①『インサイド・アウト』(89)
《Inside Out/Jerry Bergonzi》
ジェリー・バーゴンジ(ts)、サルバトーレ・ボナフィーディ(p)、

ブルース・ゲルツ(b)、サルバトーレ・トランチーニ(ds)。

面白い、不思議な音を出す。「カッ、モカッ」とした音。
風変わりな音質だが、太さと力強さで「モコッ」。

A#1 っ払いが吹いてるような、面倒臭くて、タイギー(かったるい)から
適当に吹いとけ。みたいな、やる気の無い音に聴こえる。
だが、本人は本気で演ってるから、面白い表現力であっても
得力のあるサウンドで押し倒してくる。

このヘンチクリンな音。スローテンポな曲では、悪フザケにしか聴こえない音。
他にはチョット無い。面白くて堪らないが、グイグイ引き込まれていく。
音はフザケテも説得力のあるフレーズ。ドンドンはまり込んでいく。
訶不思議なテナー。
病み付きになって、他のレコードも探してるが中々見当たらない。

 

音譜 面白い、不思議な音「カッ、モカッ」とした音をお楽しみ下さい