(続)№4 盛合せ一品!3テナーの殿堂《スタン・ゲッツ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「スタン・ゲッツ」のレコード紹介です。ルンルン

 

個性溢るる3テナーの殿堂!!

P.ゴンザルヴェス、脅しの「クザ」音

C.ホーキンス、「オラが分」堂々の音

S.ゲッツ、高級感&品格「取った」音

一句

   “ 盛り合わせ 混ぜて一品 味一つ ”
④『シッティン・イン』(57.6)
《Sittin' In/Stan Getz》
スタン・ゲッツ(ts)、ディジー・ガレスピー(tp)、ポール・ゴンザレス(ts)、ウィントン・ケリー(p)、

コールマン・ホーキンス(ts)、ウェンデル・マーシャル(b)、J.C.ハード(ds)。

《Stan Getz Blog紹介》

①『Complete Roost Session Vol.1』 ②『West Coast Jazz』(55.8)
№1 ノスタルジー!甘さ控え目            №2 東に対抗!西のアドリヴ選手

③Stan And Shelly『』(57.2)
№3 音が浸み入る息づかい

3テナーに、ラッパが入り所帯の演奏。
スタジオ内でのジャムセッションともいえる。


当時のテナーマンは個性に溢れてる。
P.ゴンザルヴェスの下品なクザな音。
汚く・脅し掛け、凄味の音。
「オラが分」のC.ホーキンス、堂々・風格の音。

 

ゲッツは巧い、さで一番の人。
速いビートにのったフレーズは、刺激もあり滑らか。

速射砲の乱れ射ちの音は流石。
スローな曲でも格漂うのはゲッツ。

 

ホーキンスのヴィブラート・太い音は、まるでムードテナー。
好きな方はドハマリだが、自分には「唾(むしず)」がはしる。

このレコードにはユニークな企画が。
5人が曲を変えてドレー演奏する。
3テナーの性が手に取るように分り面白い。
やはり、ゲッツの高級な品格さがが良く分る。

これは「スイィング・ジャーナル選定・ールドディスク」。

その価値が私には良く分らない。

  一句

     “ 盛り合わせ 混ぜて一品 味一つ ”

 

音譜 メドレーでプレーヤの性を現す曲。 どうぞお楽しみ下さい