№1 ノスタルジー!甘さ控え目《スタン・ゲッツ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「スタン・ゲッツ」のレコード紹介です。ルンルン

 

「ホワァ~ン・ホォ~ン」ノスタルジックに

綿飴」で包み込み、「トロッ」と溶ける

強い芯が、だから甘くはない・・ールサウンド

一句

“ ノスタルジー 徨(さまよ)うテナーに 身を委ね ”
 

①『ザ・サウンド(ザ・コンプリート・ルースト・セッションVol.1)』(50.5&12) 「右:Vol.2」
《The Sound/The Complete Roost Session Vol.1/Stan Getz》
スタン・ゲッツ(ts) 50.5:アル・ヘイグ(p)、トミー・ポッター(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。
50.12:ホレス・シルヴァー(p)、ジョー・キャロウェイ(b)、ウォルター・ボールデン(ds)。

「ホワァ~ン・ォ~ン」ノスタルジックに流れるテナーサックス。

ゆったり・優しく・優雅に、ヒステリックには吠えない。
中域の音を肩の力を抜き、淡々と流す。


ヴィブラートの嫌らしいムードテナーではない。
綿飴」で包んだようなテナーの音。

突ついたら「トロッ」と溶けてしまいそうな。

音のはしっかり、だから単に甘い訳ではない。

 一句

 “ ノスタルジー 徨(さまよ)うテナーに 身を委ね ”

 

B面はファンキー野郎H.シルヴァーのピアノ。
この頃は、勢い余る演奏ではない。
速い曲は切れ良いコード、シングルトーンが一際光る。

 

当①はルースト・レーベル全録音をVol.1&2に合体。

ノスタルジー~少し激物まで充分に楽しめる。


ールジャズの雄といわれるスタン・ゲッツ。
クールジャズならL.コニッツ、W.マーシュに代表される、

レニー・トリスターノ門下生と思いがちだが、全く関係ない。
 

ゲッツの「クール」は自な音創りの意味。
むしろ、レスター・ヤングを想い起こすイメージか。

 

音譜 綿飴」で包んだような「トロッ」と溶けそうなテナーの音をお聴き下さい。

音譜 キレの良いピアノ&いテンポのスタン・ゲッツをお聴き下さい