№11 最期の演奏!バスクラが偲ぶ《エリック・ドルフィー(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「エリック・ドルフィー」のレコード紹介です。ルンルン

 

最期の録音、27日後糖尿病・心臓発作で

当ライヴ出演料は1万円、EU生活は裕福??
US時代の演奏がベスト、EUに何を望んだ 

一句

 “バスクラや 最後の音に び鳴く”

⑪『ラスト・デイト』(64.6.2)
《Last Date/Eric Dophy》
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl)、ミッシャ・メンゲルベルグ(p)、

ジャック・ショールス(b)、ハン・ベニンク(ds)。

 

《Eric Dolphy Blog紹介》

⑨『In Europe Vol.3』(61.8)№9 もて遊ぶ!暴れ音に

⑩『Out To Lunch !』(64.2)№10 不気味!単発的悲鳴音


これがドルフィー期の録音。

オランダでEUメンバとのライヴ演奏。


このライヴから27日後にドルフィーは他界。
若干36歳、糖尿病・心臓発作で死。

直前まで元気は良かったという。

 一句

 “バスクラや 最後の音に び鳴く”


⑩『Out To Lunch』の前衛路線から次を期待した。

だが、結局に戻った。

⑩は何だったんだ、と。
 

A#1「Epistrophy」、T.モンク(p)の曲、

無機質な曲にバスクラで命力を投入。
「ボッ・ワッ・グギィ~」極低音が地を這う。


まるで、ナコンダが這いずり回る擬音。

極低音がド肝を抜く。

象or馬の「いななき」は無い。

⑦~⑨『In Europe』と同じくEUメンバとの演奏。
彼らはンタープレイに欠け緊張感が不足。


⑤⑥『At Village Vangurd』⑩『Out To Lunch』は良かった。

USメンバのリズム陣はさが別格。
ドルフィーの自由奔放な演奏が際立つ。

ドルフィーはEU生活を好んだと言われる。
当⑪のライヴ出演料は1万円だったという。
EU生活で裕福になった分けでも無かろうに。

 

EUが与える楽観を望んだのか

演奏はUS時代に既に出来上がったと思うが。

 

音譜 期の演奏となったドルフィーの曲をお聴き下さい。