№12 べらんめぇえ~&怪鳥の悲鳴《エリック・ドルフィー(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「エリック・ドルフィー」のレコード紹介です。ルンルン

 

「怪鳥の鳴」ドルフィーが意表を突き

「べらんめぇえ~」アーヴィンにウキウキ
狂双曲・個性の乱節だが控え目に・・
一句

 “べらんめぇえ~ 鳥も悲鳴の 双曲”
 

⑫-1『ザ・クウェスト』(61.6)


⑫-2 オリジナルジャケット

 

《The Quest/Eric Dophy》
エリック・ドルフィー(as,cl)、ブッカー・アーヴィン(ts)、マル・ウォルドロン(p)、

ロン・カーター(cello)、ジョー・ベンジャミン(b)、チャーリー・パーシップ(ds)。

 

《Eric Dolphy Blog紹介》

⑩『Out To Lunch !』(64.2)№10 不気味!単発的悲鳴音

⑪『Last Date』(64.6.2)№11 最期の演奏!バスクラが偲ぶ


ドルフィーがリーダに見えるのは「ったもん」。
オリジナルはマル・ウォルドロン(p)がリーダ。
プレスティジ社の常套手段・ばったもんジャケット。

録音時期は④『Where !』と同年月。
④の激しい象の「ななき」は当⑫には無い。
音が飛びまくる奇抜なフレーズは盛り沢山。

だが、リーダに気を使い「いななき」は控えたか。

B.アーヴィンとの2ホーンだから大好き。
狂乱ーヴィン&野生動物ドルフィーのバトルは最高。

A#1「Status Seeking」。

ドルフィーに続きアーヴンのアドリヴ。

 

ドルフィーの「怪鳥の鳴」。

野生動物の鳴き声が意表を突く。

アーヴィンの「べらんめぇえ~」にウキウキ。

だが、控え目なのが残念。

 一句

  “べらんめぇえ~ 鳥も悲鳴の 双曲”

 

両者狂った双曲、個性の狂乱節だが控え目。
リーダがマルだからしょうがないのか。

 

音譜 「怪鳥の悲鳴」&「べらんめぇえ~」調の双曲をお聴き下さい 《A#1の曲》