№6 肉汁が飛ぶ!叉、コンガか・・《ルー・ドナルドソン(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズサックス「ルー・ドナルドソン」のレコード紹介です。
ルンルン
 

GRAVY(肉汁)ソース 一体、何ってる? 

叉もやンガが 陽気オヤジが跳ね

青空&海・砂浜、リプソで明るく・高らかに
一句

   “ 肉汁や コンガ叩けば が飛ぶ ”
⑥『グレイヴィー・トレイン』(61)
《Gravy Train/Lou Donaldson》
ルー・ドナルドソン(as)、ハーマン・フォスター(p)、ベン・タッカー(b)、デイヴ・ベイリー(ds)、

アレック・ドーシー(conga)。

《Lou Donaldson Blog紹介》

①『Swing and Soul』(57)      ②『Lou Takes off』(57)

№1 ドナルド・ダック!アヒルが「損」?       №2 ロケット噴射!爆発ジャズ

③『Light-Foot』(58)         ④『With The Three Sounds』(59)

№3 艶の音!海&空・突き抜け                        №4 LD+3!蒸気機関車・猛ダッシュ

⑤『Sunny Side Up』(60)
№5 ご勘弁!安っぽい「艶」


このジャケット、一体何ってんだ
『Gravy Train』は、「ぼろ儲けできる仕事」の意味。
GRAVY(汁)ソースのサンドイッチでも食ってるのか

叉・叉・叉、コンガが入ってる
「パカスカ」聴く度に気が刺す。
「陽気オヤジ」を聴かされる・・・・と、思うと。

  一句

     “ 肉汁や コンガ叩けば が飛ぶ ”


この人、ワンホーンのブルースが巧い。と、思ってると・・・・。
コンガ入りのリプソ曲、これはやっぱり巧い。


A#2「South of The Bouder」、「カスカ」コンガが攻める。
このリズムに乗ると「ガラッ」と世界が変る。
目の前に青空と海・砂浜の景色が飛び込んでくる。
陽気オヤジの調子者と違い、良いカリプソが明るく・高らかに。

概ね1年毎の演奏、1枚毎にルーの世界が変る。
テーマの曲調に合わせアドリヴが歌う。
重心が低い・のある音で高域ロングトーンが迫る。
歌いこなすフレーズは性の巧さなんだろう。

ただ、寂しいことにルーは国内でB級扱い。

J.マクリーン、C.アダレイ等有名人の影に隠れたか。
このレコードはR.ヴァン・ゲルダー録音(RVG刻印)で聴いている。
国内盤と違い一皮剥けた々しさが堪能出来る。

 

音譜 このカリプソの曲だけはコンガが威力を発揮。目前にい空&海が開けます。