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ジャズサックス「ピーター・キング」のレコード紹介です。
初々しく、リーダ・デビュー!
スピード狂、H.バップ一気通貫!
新幹線が目前を突抜ける、爽快感!
一句
④『ニュー・ビギニング』(82)
《New Beginning/Peter King》
ピーター・キング(as)、スパイク・ウェルス(ds)、
ディック・ピアース(tp,flh)、ジョン・ホーラーorパット・スマイス(p)、
デイヴ・グリーンorロン・マシューソン(b)。
《Peter King Blog紹介》
②『Hi Fly』(83) 英№12 派手見せ興行ライヴ
③『In Paris』(86) 英№19 まるで「借りて来た猫」
大ファンのキング、リーダ作を入手。
①『East 34th Street』の前年の録音。
特徴はデビューの初々しさ、①の勢い・豪快さには欠ける。
EUのプレーヤはとかく「らしさ」を表現する。
「USに無い」ジャズを表現したいのだろうが。
キングは「らしさ」に拘らない。
H.バップ一気通貫のプレーヤ。
ただ、P.ウッズの匂いがプンプンするが・・・。
一句
“貫いて ハードバップ聴かす 潔さ”
「Blues For S.J.」は②『Hi Fly』にも収録。
翌年録音の②と比較すると。
当④は少し粗削りで、②には熟した巧さがある。
得意技は、「スピード」感タップリのフレーズ。
駅のホームに立ち、目前を新幹線が走り去る驚き。
そして、走り去った後の「爽快感」。
これがキングの聴かせ所。
「スピード&爽快感」のアルトをお聴き下さい。