(続)英№24 デビュー!UKのスピード狂《ピーター・キング(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ピーター・キング」のレコード紹介です。音符

 

初々しく、リーダ・ビュー

スピード狂、H.ップ一気通貫

新幹線が目前を突抜ける、快感

一句

 “貫いて ハードップ聴かす 潔さ”

④『ニュー・ビギニング』(82)
《New Beginning/Peter King》
ピーター・キング(as)、スパイク・ウェルス(ds)、

ディック・ピアース(tp,flh)、ジョン・ホーラーorパット・スマイス(p)、

デイヴ・グリーンorロン・マシューソン(b)。
《Peter King Blog紹介》

②『Hi Fly』(83) 英№12 派手見せ興行ライヴ
③『In Paris』(86) 英№19 まるで「借りて来た猫」


大ファンのキング、リーダ作を入手。
①『East 34th Street』の前年の録音。
特徴はデビューの
々しさ、①の勢い・豪快さには欠ける。


EUのプレーヤはとかく「しさ」を表現する。

「USに無い」ジャズを表現したいのだろうが。

 

キングは「らしさ」に拘らない。

H.ップ一気通貫のプレーヤ。
ただ、P.ウッズの匂いがプンプンするが・・・。

 一句

 “貫いて ハードップ聴かす 潔さ”


「Blues For S.J.」は②『Hi Fly』にも収録。

翌年録音の②と比較すると。

当④は少し削りで、②には熟した巧さがある。

得意技は、「ピード」感タップリのフレーズ。
駅のホームに立ち、目前を新幹線が走り去る驚き。

そして、走り去った後の「快感」。

これがキングの聴かせ所。

音譜 「スピード&快感」のアルトをお聴き下さい。