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ジャズサックス「ジョージ・アダムス」のレコード紹介です。
アトランタ連続殺人事件の犠牲者28人に!
「アトランタの天使たち」アフロ・アメリカンに!
魂&テク・織成すメッセージ・サウンドを!
一句
“ 魂を 捧げる音や アトランタ ”
⑫『ザ・エンジェルス・オブ・アトランタ』(81)
《The Angels Of Atlanta/George Adams/Marvin Hannibal Peterson》
マーヴィン・ハンニバル・ピーターソン(tp)、
ジョージ・アダムス(ts)、ケニー・バロン(p)、
ダイドレ・マレー(cello)、セシル・マクビー(b)、
ダニー・リッチモンド(ds)、Vo多数。
《George Adams Blog紹介⑧~⑪》
⑩『Nightingale』(88)№10 仲間逝く!唄うサックス涙音
⑪『America』(89)№11 叉、サックスが「唄う」
これはM.ピーターソン(ハンニバル)のリーダ作。
リーダーは横に、狙いは脇役のG.アダムス。
だが、これはメッセージ力の強い作品。
リーダ・ハンニバル抜きでは語れない、意味深い作品。
タイトル「アトランタの天使たち」。
アトランタの連続殺人事件の犠牲者達に捧げた作品。
その事件は、2年間にアフロ・アメリカンたち28人が殺害された。
一句
“ 魂を 捧げる音や アトランタ ”
作品に基き、コーラスを重視のミサ曲イメージ。
アダムス&ハンニバルの協演は2曲。
この頃(81年)のアダムスは上質な作品を残す絶頂期。
(④『Earth Beams』(80)、⑥『Metamorphosis』(83))
当⑫のアダムスはアヴァンギャルド性を抑え、
泥臭い人情フレーズを全面にプッシュ。
ハンニバルもハイトーンに溺れた演奏ではない。
巧みなフレーズを力強く聴かす。
聴き処はA#1。
このテーマ曲に作品コンセプトの全てを反映。
ハンニバル&ドラムのデュオは最高に聴かす。
作品コンセプトの全てを反映した曲をお聴き下さい。